【出雲国風土記】西利太神社(雲南市大東町)|金山比古命を祀る思想の古社|大原郡

2024年4月18日木曜日

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【出雲国風土記】西利太神社(雲南市大東町)|金山比古命を祀る思想の古社|大原郡

なぜこの地に「金山」の神が祀られているのか。
大原郡の一角、清田(せいだ)と呼ばれる土地に鎮まる西利太神社。
その名は風土記の「世理陀」に通じ、地名と神名が重なる場所である。
本記事では、郡構造の中での位置づけと、金山比古命を祀る思想を読み解く。

出雲国風土記に見る世理陀の地

『出雲国風土記』大原郡条には、
「世理陀社」の名が記される。
地名としての「世理陀」は、現在の清田(せいだ)に通じるとされる。

風土記は、郡ごとに社を列挙し、神祇官に属する社とそうでない社を区別した。
この構造の中で、西利太神社は「郡の信仰網」を構成する一点であったと考えられる。

金山比古命という思想

主祭神は金山比古命
金属・鉱山・治山を司る神である。

金属は、武器であり、農具であり、国家の基盤を支える資源である。
この神を祀るということは、「自然資源を制御し、郡を安定させる」という思想を意味する。

単なる商売繁盛の神ではない。
山を守り、地を整え、資源を秩序の中に置く神である。
大原郡という内陸の地に金山神が祀られる意味は、ここにある。

現地空間の象徴性

西利太神社 雲南市大東町 金山比古命 拝殿
拝殿 ― 郡の祈りの中心。

拝殿は静かに里を見守る。
ここは単なる観光地ではない。郷社として近隣の里を守ってきた場所である。

西利太神社 雲南市大東町 金山比古命 本殿
本殿 ― 金山神の神格。
西利太神社 雲南市大東町 金山比古命 鳥居
鳥居 ― 結界としての門。
西利太神社 雲南市大東町 金山比古命 参道
参道 ― 上昇構造としての道。

参道を上がるという行為は、山と向き合う行為でもある。
金山神を祀るとは、山を征服することではなく、山と契約することであった。

アクセス

神社基本情報

神社名西利太神社(せりたじんじゃ)
所在地島根県雲南市大東町清田
電話番号公式情報をご確認ください
公式サイトなし
御朱印要確認
駐車場あり(台数に限りあり)

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初掲載日:2026年2月22日
更新日:2026年2月22日
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