出雲国風土記 大原郡 『船林社(船林神社)』
雲南市大東町に鎮座する船林神社は、出雲国風土記に船林社と記載され、御祭神として阿波枳閉委奈佐比古命をお祀りする古社で、 御祭神の阿波枳閉委奈佐比古命は、農耕の神として信仰され、船林神社も古くからこの地の守護神として尊崇され、農耕の神社として信仰されています。拝 殿
本 殿
本殿の右側
本殿を左後方から 本殿の裏側御祭神
主祭神 | 阿波枳閉委奈佐比古命 |
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御由緒
船林神社 御由緒御祭神 阿波枳閉委奈佐比古命 ( あわぎへわなさひこのみこと )
当社は出雲風土記所載の 「 船林社 」 にして同風土記によれば
「船岡山」 郡家の東北一十六里(今里在二里二十四町)阿波枳閉委奈佐比古命の曳き末、すえませし船化してこの山となる故に船岡と言う」 とあり、命は往古この山を中心に粟を主とした農耕の道をお開きになったので後命の遺徳偲び奉り祖神として奉斎したのであるが、中世の頃一次衰微して社殿も消滅し山野となったことがあった。
その頃、麓に高島十助と言う者があり 此の地を畠となさんと開墾中に、方三尺許りの切り石で社の土台らしきものを発見し驚きこの由を馬川与左衛門に告げ、共に謹み更にくわしくこれを視るに、全く祠蹟に間違いなきを認めたので、文化八年 ( 皇紀二四七二年 西暦一八一六年 ) 夏社殿を再建立命の神魂を安鎮奉斎し後北村の里の氏神として崇敬し今日に及んでいる
船岡山は船山或いは大船山とも称し 標高一四〇米 遠望すればその名の如く船を伏せたる形をなし 頂上に立てば海潮の地の中心をなす南村北村の里を一望に納め風光明媚である。
境内社 山神神社 社日社 荒神社
祭日 例大祭 十一月八日
祈年祭 三月十九日
新嘗祭 十二月五日
後共祭 麦祭 山神神社祭 七月十四日
昭和五十三年十一月吉日
宮司 新田省一 識
山神神社
荒 神
社日碑
たいていは六角柱や八角柱だけどここは自然の石の社日碑ですね...。記念碑
何の記念碑か...『村社船林神社 墓本金寄附記念碑』と彫られているみたいだけど...!石 碑
何か彫られているが読めない...!鳥 居
参 道
県道から上がれるが...狭い...! 停めれる場所も狭い...帰りは何度か切り返して...! 参道の階段 両側は何もない崖です。気を付けて...!手 水
狛 犬
拝殿前の狛犬 参道にある狛犬社務所
灯 篭
参道にある灯篭 県道沿いにある灯篭社号標
出雲国風土記登場地標柱
出雲国風土記には『船岡山。郡家の東北一十六里なり。阿波枳閇委奈佐比古命の曳き來て居ゑましし船、則ち此の山是れなり。故、船岡と云ふ。』と書かれている。台座跡(⁉)
何かの台座の跡...。参道からの眺め
海潮の町が一望できます。社 頭
地 図
問い合わせ
所在地 | 島根県雲南市大東町北村18 |
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TEL | -- |
HP | -- |
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駐車場 | |
松江市から県道24号線を南下して、 海潮小を過ぎて大きなカーブを曲がると左手に階段が見えます。少し行くと上に上がるコンクリートの道があります。 | |
御朱印 | 有無は不明 |
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