出雲国風土記 大原郡 『赤秦社(赤秦神社)』
御 由 緒 |
加茂町大字大竹六七六番地鎮座 (旧地名、屋〇村大竹) 出雲風土記所載 大原郡筆頭の国幣社 赤秦神社々記 御祭神 猿田彦命 雲陽誌(一七一七)に、『赤肌明神、風土記に載る赤秦社是なリ 永禄十年(一五六七)佐々木隆慶造立棟札あり 本社の側に左近右近と称える古樹あり 門客神といひて老木あり 祭禮九月九日是日神膳および清酒をたてまつる』とあるが 神職(社家)数次の交替により 宝暦八年(一七五八)以降の棟札があるのみで古記録等殆んどなく 鎮座勧請の年代詳かでない 境内末社 田守荒神社(保食神 素盞鳴尊 金比羅神) 例大祭 十月三十日 社宝 北島家領獅子頭 猿田彦面 鼓 外 伝 承 ご祭神猿田彦命は迹迹芸命が天降り給うとき、分かれ道にたって高千穂へ道案内された神で、 「日本書記」の一書には鼻が長く、目はほおづきのように輝いていたと。一般には天狗と結びつき道の守護神として、又道祖神とともに敬われ伊勢地方の開拓の神として、三重県鈴鹿山脈の入道ケ岳の裾の椿ケ丘にある椿大神社に祀られて いるが、猿田彦命を祀る神社は全国的に大変多く、大原郡内にも十四社に祀られ開拓の神、導きの神、交通安全の神として崇敬されている。 出雲風土記考、古老の伝えに、御神体は石体で年を経る毎に段々大きくなり、 ご本殿の玉殿に納まらなくなったご神体(高さ八○センチ 横巾五二センチ)は『若隠居さん』と呼んで玉殿の横に安置してある。 更に若隠居さん以前のご神体は本殿内に納まらず、境内社号標脇に置かれ、注連縄を張り『隠居さん』と呼んでいる。 上の庭に本殿、下の庭に拝殿が建っている。明治初期迄は本殿と拝殿(神楽殿)は離れて建っていたものだが、 今は殆んどの神社が本殿と拝殿を通殿(幣殿)で結ばれており、当社のように古い様式が保たれている点では大変貴重な神社建築である。 又、本殿ご拝両脇に猿の石像が置かれており、ご祭神「猿田彦」 の「猿」にかかわるものか、大変珍しい石像である。 |
御 祭 神 | 猿田彦命
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赤秦神社 本殿 |
赤秦神社 本殿 |
赤秦神社 本殿 |
赤秦神社 拝殿 |
拝殿 扁額 |
本殿前の狛猿(?)猿の石像 |
本殿横にある大きな石(磐座??) |
境内社 田守荒神社:保食神・素盞鳴尊・金比羅神 |
社日碑 |
歳徳神(?) |
社務所 |
おがたまの木 昭和天皇の在位60年の記念樹らしい。 |
出雲国風土記登場地標柱 |
不 明 |
石碑(不明) |
地 図
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問い合せ
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住 所
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島根県雲南市加茂町大竹676
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電 話
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ホームページ
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メールアドレス
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駐 車 場
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JR加茂中駅から県道157号線を西に3㎞程進むと、『大竹』・『光明寺』の看板がありその交差点を右折して、1㎞くらい走ったところにあります。 神社の前に駐車場があります。
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