出雲国風土記 大原郡 『布須社(布須神社)』

2021年6月27日日曜日

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出雲国風土記 大原郡 『布須社(布須神社)』


雲南市加茂町に鎮座する布須神社は、出雲国風土記に布須社と記載された古社で、須佐之男命・稲田姫命・大山咋命・玉依姫命・別雷命を御祭神としてお祀りする神社で延野地区の氏神です。

拝 殿

布須神社 拝殿

拝殿の隋神

本 殿

布須神社 本殿 右

布須神社 本殿 左

御祭神
主 祭 神  須佐之男命・稲田姫命・大山咋命・玉依姫命・別雷命

御由緒

布須神社 説明板

布須神社

【鎮座地】 雲南市加茂町延野二五一番地

【布須神社の御祭神】

〇須佐之男命 伊弉諾尊の子、天照大神の弟。
      高天原から天下られ出雲国で八岐大蛇を退治された。 
〇稲田姫命 「古事記」では櫛名田比売と表記する。
〇大山咋命 水源の山の霊。農業を願う古代農耕祭祀の反映であると言われている。 
〇玉依姫命 山幸、海幸神話に登場する美しい海神の娘。 神徳は子宝、豊作、商売繁盛、災難除けなどである。 
〇別雷命 父神 大山咋命。母神 玉依姫命。雨と治水の神様。 神徳は祈雨、産業守護、厄除け、開運などである。

【布須神社由緒】

須佐之男命を祀った神社で延野地区の氏神である。

一一世紀頃荘園制度(延野地区は古来『福田庄と称していた』)により一一世紀末以後京都の下賀茂神社に属し、御分霊を神社域内丘腹に「糺神社」を勧請し、弘化五年(一八四五)布須神社に合祀した。

明治維新の頃に「糺神社」と称し主客転倒たるを以て、地元民が社号布須神社復旧の請願をし、大正十一年三月四日付けの認可を得て社名が「布須神社」に復興し現在に至っている。

「加茂町誌」「古事記」「古文書」「出雲国風土記」等参考記

布須神社について

【布須神社伝承】

出雲国風土記に在神祇官の布須社。「延喜式」に布須神社とある神社で延野字布須谷にあると伝えている。

当社後方の山を御室山といい、麓に「フス池」があり、古来より神事以外にこの水を使わないとされており、現在も神社下駐車場脇にある。 須佐之男命が逗留の際、用いられた清水であったとも伝えられている。

須佐之男命が八岐大蛇を斬られた剣を洗われ、池の水が赤色に変わったと言われる池が神社東方約一キロの所にあり、「赤池」(別の名を血の池)と住民は称していたが《昭和三九年(一九六四)の大水害で今は跡形もない》。

大蛇を退治された須佐之男命は稲田姫と共に須賀の地に宮造りされる以前に、当地で御宝を作り臥し給いしにより起こった 名で、布須神社の淵源である。「臥し➝ふす」

【布須神社社宝】

布須神社が、中古の代に火災があった時、井戸に社宝を投じて全焼を免れたとの言い伝えがある。その証として大正七年(一九一八)『フス池』をさらした際に、中から金銅鞘(コンドウサヤ)に鍍金(ときん)した直刀の破片と古銅鏡一面、猿田彦面一面を発見し、社宝としている由緒ある神社である。

【御利益】

商売繁盛、縁結び、金運招福、豊作、農業守護、子宝、開運、産業守護、結婚、災難除け、厄除け、夫婦和合、悪病、祈雨、止雨

【祭月】

◎例祭(十月) ◎新嘗祭(十一月) ◎祈年祭(三月)

月読神社  

御祭神:月読命

布須神社 月読神社

金比羅神社

御祭神:金山彦命

布須神社 金比羅神社

金比羅神社の下にある...??

布須神社 金比羅神社

社日碑

神社の説明版には荒神さんと…。

布須神社 社日碑

御神木

布須神社 御神木

狛 犬

布須神社 狛犬

布須神社 狛犬

境 内

布須神社 境内

旧参道階段

以前はここに、参道の階段があったのかも...!

布須神社 旧参道階段

布須神社 旧参道階段

鳥 居

布須神社 鳥居

手 水

布須神社 手水

参 道

境内まで上がれる道はありますが...この先にきついヘアピンカーブがあります。おっきい車だと無理かも...手前の駐車場に停めて行くのが無難です。

布須神社 参道

地 図

問い合わせ

所在地  島根県雲南市加茂町延野251
TEL  --
HP  --
Email  --
駐車場 布須神社 駐車場
 赤秦神社から東に2.5㎞程行ったところにあります。
 境内まで車で上がれますが、軽・小型車以外は駐車場に
 停めて上がった方がいいと思います。
御朱印  有無は不明

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