【出雲国風土記】嘉羅久利神社(佐久多社)|素盞嗚尊・五十猛命を祀る古社|安来市・広瀬町

2023年11月28日火曜日

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【出雲国風土記】嘉羅久利神社(佐久多社)|素盞嗚尊・五十猛命を祀る古社|安来市・広瀬町

「出雲国風土記」に名を刻む、1300年以上の歴史を持つ古社。
安来市広瀬町に鎮座する「嘉羅久利神社(からくりじんじゃ)」は、
主祭神の素盞嗚尊・五十猛命をお祀りし、随神門・扁額・御神木など見どころ豊富です。


拝殿
嘉羅久利神社 拝殿の正面全景(島根県安来市広瀬町/出雲国風土記の佐久多社に比定/御祭神:素盞嗚尊・五十猛命)

拝殿

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御祭神

主 祭 神 素盞嗚尊 / 五十猛命

御由緒(歴史)

社伝に依れば出雲風土記に佐久多社、延喜式神名帳に佐久多神社同社=坐久韓国伊太氐神社と記載されるのが当社なりと伝う。聖武天皇の天平年間(729~748)以前には三笠山の中腹に鎮座したが、寛永十二年(1635)の大洪水により当社も流出する。
寛永十二年広瀬藩初代近栄公一夜夢に五十猛命の神告を受け、其の指示に依り殿町に在る藩医並河家の邸内を発掘された處、木製神像二体中に石を挟める形にて発見される。是こそ御神体なりとし藩邸内に礼拝殿を設け祈願社として奉斎される。
正徳・享保・宝暦年間に遷座祭執行。天明元年神告により社殿を元の鎮座地に近い三笠山北麓の現在の鎮座地に奉遷される。
(島根神社庁HPより)

※ 嘉羅久利神社は、風土記に見える佐久多社2社(15番目・36番目)のうちの一社とされます。加藤義成氏『出雲国風土記』では2社とも来待本宮(本宮神社)を、出雲神社探訪では2社とも嘉羅久利神社を、『解説出雲風土記』では15番目を佐久多神社・36番目を嘉羅久利神社としています。

本殿(右)
嘉羅久利神社 本殿(右側からの外観)—三笠山北麓の現在地に鎮座/天明元年に奉遷と伝わる社殿(伝承)

本殿(右)

本殿(左)
嘉羅久利神社 本殿(左側からの外観)—社殿の造作と屋根の意匠が分かる近景

本殿(左)

随神門
嘉羅久利神社 随神門(参道側から)—社域入口の門と周囲の景観、境内へ続く動線

随神門

鳥居
嘉羅久利神社 鳥居(正面)—参道方向を望む境内入口の象徴的構造物

鳥居

御神木
嘉羅久利神社 御神木(境内の大樹)—社叢を象徴する樹姿と根元の様子

御神木

狛犬(阿吽)
嘉羅久利神社 狛犬(阿形・吽形の対)—拝殿前に並ぶ一対の石像の全景

狛犬(阿吽)

狛犬
嘉羅久利神社 狛犬(近景)—台座・体躯の造形が分かるアングル

狛犬

扁額

扁額に「嘉羅久利神社 佐久多神社」と記されています。

嘉羅久利神社 扁額『嘉羅久利神社・佐久多神社』の社号—額面の文字が読める近景

扁額

アクセス・駐車場

地図

島根県安来市広瀬町広瀬364。近隣の広瀬中央公園に駐車場あり(利用可否は要確認)。

お問い合わせ

所在地島根県安来市広瀬町広瀬364
TEL0854-32-2904
駐車場広瀬中央公園に駐車場あり/神社周辺は路上駐車となる場合があるため注意
御朱印有無は不明(要確認)
公式

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