出雲国風土記 飯石郡 『飯石社(飯石神社)』『託和社(託和神社)』
ご由緒
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式内神社 飯石神社 (旧県社) 祭神 伊毘志都幣命 例祭 十一月四日(出雲大社宮司御参向) 命の天降られた磐石を御神体とし、二重の玉垣で囲み本殿にかえている。 出雲国造が御幣を奉られる幣殿に、通殿、拝殿を配し直接 御神体を正面から拝むことができる。磐境、磐座という古代の聖地祀形態を今に伝えている。 またこの地を命の降臨 の聖地として注連縄を用いず、境内には他の神社に見られ る摂社、末社は勿論、隋神門、燈籠、狛犬もなく、純粋に古代の伝統をそのままに継承しているのも特殊である。又 境内の辺より祭祀遺跡が発見され学会の注目を集めている。 出雲風土記によれば飯石郡、飯石郷の地名起源を、この地 に「伊毘志都幣命が坐すためである。」と記している。これは命が本郡開拓の産土大神であるからに外ならない。 命の亦の御名を天夷鳥命と申し、天照大御神の第二の御子、 天穂日命の御子であり出雲国造家の御祖神にあたり、例祭は千家出雲国造御参向の上執り行われる。 亦大国主命の国 土奉還に際しては熊野諸手船にて美保之関へ事代主命を尋 ね、その大業を成就された。美保神社で行われる諸手船神事は、この故事によるものである。尚当社は古来飯石郡中 の総氏神として郡中より幣帛を奉り、歴代の藩主、歴代知 事の参拝相継ぎ、島根県神社庁より特別神社としての指定を受けている。 境内社 託和神社 (出雲風土記所載社) 祭神 吉備津彦命 古来、中野、六重、神代、深野、上山、曽木、川手、七ヶ村 の総氏神であった。明治四十四年旧社地より、この地に遷し、八幡宮も合祀された。旧社地の付近より西日本最古の 縄文土器が発見されたのは周知の通りである。 |
本殿
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拝殿
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外観
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御神体
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全景 ①
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全景 ②
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境内摂社(託和神社)
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手水舎
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由緒①
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由緒②
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地図
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問い合せ
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住 所
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島根県雲南市三刀屋町多久和1065
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御朱印
| 有無は不明 |
駐 車 場
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神社の手前にあります。スロープあり。
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