【出雲国風土記】能義神社(野城社)|出雲四大神の一社・天穂日命を祀る古社|安来市・能義町

2025年10月30日木曜日

安来市 意宇郡 天穂日命 能義神社 能義町 野城社 野代社

【出雲国風土記】能義神社(野城社)|出雲四大神の一社・天穂日命を祀る古社|安来市・能義町

「出雲国風土記」(733)に「野城社」と記される由緒ある古社。
主祭神は天穂日命、配祀に大己貴命・事代主命。出雲四大神の一社として崇められてきた「能義神社」を写真で巡ります。


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御祭神

主 祭 神 天穂日命(あめのほひのみこと)
配 祀 神 大己貴命・事代主命
合 祀 神 誉田別命・経津主命・国常立命

御由緒(歴史)

御由緒板
能義神社 御由緒略記板|社伝と祭神の解説

天穂日命の奉斎、野城社の旧記、例大祭などが記されています。

島根県安来市能義町に鎮座する当社は、出雲国風土記には「野城社」と記され、延喜式神名帳にも「野城神社」として載る古社です。主祭神の天穂日命は天照大神の第二子と伝え、国譲りの使者として出雲に降り、のちに大国主命を助けて開拓・奉献に功績を立てたとされます。

能義神社 御由緒掲示|出雲四大神と社歴

出雲四大神の一社「能義大神」として崇敬厚し。

社殿は戦国期に天災で焼失し、慶長十八年(1613)に堀尾氏により再建。以後の造営を経て現在に至ります。例大祭は十月十九日。出雲大社・千家家の参向が伝わるなど、古来より篤い崇敬を集めます。

拝殿
能義神社 拝殿|静謐な雰囲気の拝所

参拝の正面となる拝所。

本殿(右面)
能義神社 本殿右面|社殿背後の様子

本殿右面。

本殿(背面)
能義神社 本殿背面|社殿背後の造作

本殿背面。

本殿(左面)
能義神社 本殿左面|社殿左側の様子

本殿左面。

扁額
能義神社 扁額|社号額
狛犬
能義神社 狛犬(阿形・吽形)|参道の守護
境内社:野美社(能美社)
能義神社 境内社 野美社(能美社)|相撲祖神・野見宿禰ゆかり

由緒板も併掲。

野美社 由緒板|野見宿禰の功績と崇敬
境内社:塩津神社・若宮神社
能義神社 境内社 塩津神社・若宮神社
境内社:鷺神社・愛宕神社
能義神社 境内社 鷺神社・愛宕神社|社殿配置
随神門
能義神社 随神門|参道の門
荒神
能義神社 荒神(1) 能義神社 荒神(2) 能義神社 荒神(3)
石碑
能義神社 石碑(1) 能義神社 石碑(2)
手水舎
能義神社 手水舎
参道階段
能義神社 参道階段|境内へのアプローチ
社日碑
能義神社 社日碑|方位と五穀豊穣を祈る碑

※社日碑の可能性が高い石碑。

外観
能義神社 外観|社叢と社頭
石灯篭
能義神社 石灯篭|参道の灯り
出雲四大神看板
能義神社 出雲四大神の案内看板|天穂日命を含む四柱

出雲大社(大国主命)・熊野大社(素戔嗚尊)・佐太神社(佐太大神)・能義大神(天穂日命)。

アクセス・駐車場

地図

島根県安来市能義町366。鳥居横に広めの駐車スペースあり。

お問い合わせ

所在地島根県安来市能義町366
TEL--
駐車場鳥居の横に広めの駐車スペースがあります。
御朱印--(要確認)
公式--

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※『校注 出雲國風土記』(加藤義成)によれば、「野城社(同社坐大穴持神社)」・「野代社(同社坐大穴持御子神社)」の2社も能義神社に同社とされ、野代社の「代」は「城」の誤記とする説があります(引用要旨)。