ちょっと寄り道...ヤマタノオロチ伝説を巡る旅 『鏡ヶ池』
大蛇退治の物語のそばに、姫が髪を整えた小さな池が残されています。
島根県仁多郡奥出雲町佐白にある鏡ヶ池。現地の案内板では、クシナダヒメが池を鏡に見立てて身支度をした場所と伝えられています。今回は、出雲の神社巡りから少し寄り道して、佐白に伝わるヤマタノオロチの物語を訪ねます。
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鏡ヶ池はどんな場所?
鏡ヶ池は、奥出雲町佐白に残るヤマタノオロチ伝説ゆかりの池です。石碑には「泉谷 鏡ヶ池」と刻まれ、池の周囲には岩や木々が見られます。
奥出雲町の「奥出雲町遺産 第1回認定」でも、佐白の伝説地の一つとして紹介されています。本記事では、神社の紹介とは別に、地域に語り継がれてきた伝承地として歩きます。
クシナダヒメの身支度と、八塩折の酒の伝承
現地案内板によれば、アシナヅチとテナヅチの娘であるクシナダヒメは、この池を鏡に見立て、髪を整えたり化粧をしたりしていたと伝わります。大蛇退治という大きな物語の中に、姫の日常を思わせる場面が残されているのが、この池の魅力です。
さらに案内板は、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する際、この水で八塩折の酒を醸したという伝承も紹介しています。姫の身支度の水と、大蛇を酔わせるための酒造りの水。同じ池に、二つの役割が重ねられています。
案内板には、かつて酒造りの清水として使われたことや、泉谷の湧水が八頭川を経て斐伊川へつながることも記されています。これらは現地の説明として紹介するもので、現在の飲用や取水の可否を示すものではありません。
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「泉谷 鏡ヶ池」の石碑と池の風景
周囲を写した写真では、苔むした岩の間に石碑が立ち、その背後に木々が茂っています。池だけを眺めるのではなく、石碑に刻まれた地名も確かめると、泉谷という土地の名と伝承が結びついてきます。
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縦長の石碑には「泉谷 鏡ヶ池」の文字が見えます。周囲にも石が立っていますが、判読できない銘文から由来や名称を決めつけず、現地の風景として紹介します。
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池を写した写真では、岩と草木に囲まれた水面が見られます。大きな社殿や門のある場所とは違い、池、石碑、案内板を一つずつ見ていくことで、土地に残る物語が伝わってきます。
佐白に残る伝説地とあわせて訪ねる
奥出雲町の紹介資料では、佐白には鏡ヶ池のほか、長者屋敷や八重垣神社跡、元結い掛けの松など、クシナダヒメとオロチ退治にまつわる場所が伝えられています。姫の身支度、両親の暮らし、スサノオとの結びつき。周辺の伝説地とあわせて読むと、佐白に語り継がれてきた物語をたどれます。
周辺の巡り方は、ヤマタノオロチ伝説24スポット巡礼ガイドも参考にしてください。
『出雲国風土記』を読んでみたい方へ
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まとめ|小さな池に重なる、姫と大蛇退治の物語
鏡ヶ池には、クシナダヒメが水面を鏡にしたという身支度の伝承と、オロチ退治のための酒を醸したという伝承が残されています。池の水面、泉谷の名を刻む石碑、現地案内板を見比べながら、奥出雲町佐白に伝わる物語に触れてみてください。
※記事内容には正確を期していますが、掲載情報に誤りや変更点がありましたら、お手数ですが 問い合わせフォーム からお知らせください。内容を確認のうえ、必要に応じて訂正いたします。
所在地・訪問情報
- 名称:鏡ヶ池(泉谷 鏡ヶ池)
- 所在地:島根県仁多郡奥出雲町佐白
- 見どころ:池の水面、泉谷の石碑、現地案内板
- 駐車場所:現地の道路脇に、切り込み状に広くなったスペースがあります。
- 現地情報:奥出雲町「奥出雲町遺産 第1回認定」
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