【出雲国風土記】那賣佐神社(奈賣佐社・那賣佐社)|葦原醜男命を祀る古社|神門郡・出雲市東神西町

2019年7月2日火曜日

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出雲国風土記に「奈賣佐社・那賣佐社」と記される古社、那賣佐神社(出雲市東神西町)。主祭神は葦原醜男命、配祀に須勢理姫命、合殿に伊邪那岐命。滑狭郷(なめさのさと)誕生と伝わる岩坪伝承、現地写真多数・アクセス/参拝の注意も掲載。

【出雲国風土記】那賣佐神社(奈賣佐社・那賣佐社)|葦原醜男命を祀る古社|神門郡・出雲市東神西町

「出雲国風土記」に名を刻む、1300年以上の歴史を持つ古社。
出雲市東神西町の高倉山に鎮座する那賣佐神社。主祭神は葦原醜男命、配祀神に須勢理姫命、合殿に伊邪那岐命をお祀りします。
岩面を「なめさ(滑らか)」に流れる谷水にちなむ滑狭郷(なめさのさと)の由来譚が伝わる社です。


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御祭神

主 祭 神 葦原醜男命(大国主命の別名)
配 祀 神 須勢理姫命
合 殿 神 伊邪那岐命

御由緒(歴史)

御由緒板
那賣佐神社 御由緒板|滑狭郷の由来と式内社の由緒

「滑し磐石(なめしいわ)」から滑狭郷が生まれたという伝承、式内社としての記録などが掲出。

天平五年(733)編纂の『出雲国風土記』に記される奈賣佐社・那賣佐社に比定される古社。
社伝によれば、主祭神葦原醜男命と后神須勢理姫命がこの里の岩坪で睦まやかに暮らされた折、谷水が岩面を滑らかに流れる様子をご覧になり「滑し磐石なるかも」と仰せられ、これが地名滑狭郷(なめさのさと)の起こりと伝えます。のち延喜式神名帳にも記される式内社です。

拝殿
那賣佐神社 拝殿|高倉山の静謐な社頭

参道を登りつめた先、山の気に包まれる拝殿。

本殿
那賣佐神社 本殿|(様式不詳)山上に鎮まる社殿

社殿背後に山の稜線を望む。

狛犬
那賣佐神社 狛犬|阿形吽形が参道を守護

苔むす台座に年月の重み。

境内社:伊邪那岐命社
那賣佐神社 境内社・伊邪那岐命社|小祠

社殿脇に鎮まる小祠。

御神木:名木 ムクロジ
那賣佐神社 御神木 ムクロジ|社叢の名木

黒光りする実で知られるムクロジ。

旧跡:参道の階段
那賣佐神社 参道の階段①|約200段の石段 那賣佐神社 参道の階段②|樹間を抜ける石段 那賣佐神社 参道の階段③|山上の社へ

往復の時間と足元にご注意を。

参道途中の鳥居
那賣佐神社 参道途中の鳥居|石段の中腹
社頭
那賣佐神社 社頭|山麓からのアプローチ
社号標
那賣佐神社 社号標|石柱に刻む社名
旧跡:岩坪入口
岩坪 入口|滑狭郷の由来地へ
旧跡:岩坪明神
岩坪明神|那賣佐神社ゆかりの旧跡
旧跡:岩坪 由緒板
岩坪 由緒板|甌穴と雨乞い伝承
旧跡:岩坪
岩坪|岩面を削る水流が生む甌穴

アクセス・駐車場

地図

島根県出雲市東神西町720付近。出雲ロマン街道沿いに退避スペースあり(駐車可)。参道は約200段の石段。

お問い合わせ

所在地島根県出雲市東神西町720
TEL--
駐車場出雲ロマン街道沿いの待避所に駐車可
御朱印有無不明(事前確認推奨)
公式--
参拝の注意石段約200段。歩きやすい服装・靴で

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