【出雲国風土記】兎比神社(兎比社・多加社・葦鹿社)|足名椎命と手名椎命を祀る古社|飯石郡・雲南市吉田町

2021年3月15日月曜日

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【出雲国風土記】兎比神社(兎比社・多加社・葦鹿社)|足名椎命と手名椎命を祀る古社|飯石郡・雲南市吉田町

「出雲国風土記」に名を刻む、1300年以上の歴史を持つ兎比神社。
雲南市吉田町の山あいに鎮座し、須佐之男命の妻・櫛稲田姫の父母神である足名椎命・手名椎命をお祀りする古社です。
兎比社に加え、多加社・葦鹿社を合祀した社として、拝殿や随神門、境内社など見どころも多い神社です。


拝殿
兎比神社 拝殿|吉田の山あいに建つ落ち着いた拝殿

杉木立に囲まれた兎比神社の拝殿。

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御祭神

主 祭 神 足名椎命(あしなづちのみこと)・手名椎命(てなづちのみこと)
配 祀 神 天御中主命 大己貴命 大山祇神
誉田別命 仲哀天皇 神功皇后

御由緒(歴史)

御由緒板
兎比神社 御由緒板|兎比社・多加社・葦鹿社の由来

出雲国風土記に記された兎比社・多加社・葦鹿社について説明する由緒板。

兎比神社は、島根県雲南市吉田町に鎮座する古社で、『出雲国風土記』(天平5年・733年)飯石郡条に記された 兎比社・多加社・葦鹿社に比定される神社です。創立年代は不詳ですが、1300年以上前にはすでに社名が記されていた由緒あるお社と伝わります。

主祭神の足名椎命・手名椎命は、須佐之男命の妻・櫛稲田姫の父神・母神であり、稲田の神としても崇敬されてきました。 古くは兎比社のほか、同じく飯石郡に記載される多加社・葦鹿社を相殿に祀り、現在も一社にまとまってお祀りされています。

境内には、倉稲魂命などを祀る吉田神社、少毘古那命を祀る粟嶋神社、忠魂社や社日碑、御神木や石祠など、 地域の信仰を伝える多くの祠が点在しています。

  • 祈年祭:3月21日
  • 例大祭:10月15日(現在は10月第3日曜日)
  • 新嘗祭:11月23日
拝殿扁額
兎比神社 拝殿扁額|社名が刻まれた木額

拝殿に掲げられた兎比神社の扁額。

本殿
兎比神社 本殿|背後の森に寄り添う本殿

社殿背後に鎮まる本殿。

兎比神社 本殿側面|社殿の造りがよくわかる角度

本殿の側面から見た様子。

本殿の裏に掲げられた何か...何だろう???
兎比神社 本殿裏|裏手に掲げられた木板
幣殿
兎比神社 幣殿|拝殿と本殿をつなぐ幣殿
吉田神社
倉稲魂命・金刀比羅神・大山津見命・事代主神を祀る境内社。
兎比神社 吉田神社|倉稲魂命ほかを祀る境内社
粟嶋神社
少毘古那命を祀る小さな祠。
兎比神社 粟嶋神社|少毘古那命を祀る境内社
忠魂社
社日碑
御神木
石祠
狛犬
境内
左手に土俵があります。
兎比神社 境内|土俵のある広場
鳥居と随神門
手水
参道階段
社号標
鳥居
鳥居の扁額
社頭
吉田稲荷講社
兎比神社 吉田稲荷講社 由来板|講社の沿革を記した案内板
吉田稲荷講社は昭和十年、村内の世話人一同により結ばれ、昭和二十七年に京都・伏見稲荷大社から御分霊を勧請して兎比神社境内に祠を遷座しました。
御祭神・豊受姫大神は五穀豊穣と商売繁盛の神として信仰され、鳥居や狐像、参道整備など、講社により現在も手厚く守られています。
兎比神社 吉田稲荷講社 狛狐|社前に並ぶ狐の石像

アクセス・駐車場

地図

島根県雲南市吉田町吉田1023付近。県道38号線沿いの鳥居左手に、数台停められる駐車スペースがあります。

お問い合わせ

所在地 島根県雲南市吉田町吉田1023
TEL 0854-74-0354
駐車場 県道38号線沿いの鳥居左手に、普通車が数台停められるスペースあり。
御朱印 有無は不明(参拝時にご確認ください)
公式 --

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