【出雲国風土記】来待神社(支麻知社)|大物主命・事代主命・五十猛命を祀る三社大明神|意宇郡・松江市宍道町
「出雲国風土記」に「支麻知社」と記される来待神社。
三棟並ぶ本殿に大物主命・事代主命・五十猛命をそれぞれお祀りし、三社大明神として崇敬されてきた古社です。
宍道湖の南、静かな上来待の里山に鎮座する社で、落ち着いた雰囲気の中ゆったりと参拝できます。
御祭神
| 主 祭 神 |
大物主櫛三瓶玉命(中ノ社) 積羽八重事代主命(左ノ社) 五十猛命(右ノ社) |
|---|---|
| 配 祀 神 | 月夜見命(世那加神社) |
| 合 祀 神 |
天照大神(向津神社) 応神天皇(中垣八幡宮) 広国押建金日命(金箸神社) 八尋鉾長依彦神(屋風呂神社) 和奈佐比古命(和奈佐神社) |
御由緒(歴史)
来待神社は、出雲国風土記(733年)に「支麻知ノ社」として記され、延喜式神名帳(927年)には「来待神社」と見える古社です。
本殿が三棟並び、それぞれに大物主命・事代主命・五十猛命をお祀りすることから「三社大明神」とも称されました。
社伝によれば、足利義昭(義秋)の時代に火災に遭い、旧記や古文書の多くを失いましたが、その後およそ二百年を経た天正年間、
地頭・犬山尚吉の篤い信仰により社頭の復興が図られたと伝えられます。
以後は京極氏・松平氏から大森大明神御供田として高三石の寄進を受け、明治維新までその状態が続きました。
明治四年には郷社に列せられ、現在も上来待の氏神として崇敬を集めています。
- 例大祭:十月二十八日
- 祈年祭:二月吉日
- 新嘗祭:十一月
現地写真ギャラリー
アクセス・駐車場
島根県松江市宍道町上来待242付近。国道9号線「東来待」交差点から県道267号を南へ約2.5km、 「大森の湯」手前を右折すると参道の石段が見えてきます。
お問い合わせ
| 所在地 | 島根県松江市宍道町上来待242 |
|---|---|
| TEL | 0852-66-0647 |
| HP | -- |
| -- | |
| 駐車場 |
国道9号線「東来待」交差点から県道267号を南下し、「大森の湯」手前を右折。 参道石段の下あたりの路側帯に駐車して参拝しました(境内に上がる車道は未確認)。 |
| 御朱印 | 有無は不明 |

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