ちょっと寄り道...ホーランエンヤ(城山稲荷神社式年神幸祭)
2019年5月18日、10年に1度の水上絵巻「ホーランエンヤ」へ。
広島を早朝5時過ぎに出発→松江着8時半、すでに川沿いはびっしり…! なんとか視界の良い場所を確保して、櫂伝馬踊奉納を最初から最後まで見届けました。
※本文は現地で配布された資料・伝承館のリーフレットの要点に、当日の体験メモを添えています。
まずは3分で把握(見どころ早見表)
- 渡御祭 → 中日祭 → 還御祭の3本柱。神輿船+櫂伝馬+神能船などが川面を行き交う。
- 櫂伝馬の順番は、先頭から大海崎・福富・大井・矢田・馬潟。
- 地区ごとの違い(色・棹・擬宝珠など)を押さえると観覧が一気に面白くなる。
- 剣櫂・采振の所作はシャッターチャンスの宝庫。被写体がこちらを向く瞬間を狙うのがコツ。
ホーランエンヤとは
ホーランエンヤは、松江市で10年に1度行なわれる城山稲荷神社の式年神幸祭。大阪天満宮の天神祭、厳島神社の管絃祭とともに日本三大船神事の一つとされます。
起源は1648年の凶作に際し、松江藩主・松平直政公が城山稲荷神社の御神体を船で阿太加夜神社に遷して五穀豊穣を祈ったことに始まると伝えられます。
櫂伝馬:一番船~五番船(写真で理解)
一番船(馬潟地区)
参加は1808年から。紫の幟は馬潟だけに許された特別色。
二番船(矢田地区)
1818年から参加。宝珠付きの長い棹2本を立てるのは矢田だけ。
三番船(大井地区)
1828年から。中央だけでなく船尾にも擬宝珠があるのが特徴。
四番船(福富地区)
1838年から。宝珠と矢車をそれぞれ付けた2本の棹がシンボル。
五番船(大海崎地区)
1848年から。「先頭船」の幟に、先導役の誇りと責任が宿る。
見どころ:剣 櫂(けんがい)
歌舞伎役者のような勇壮な立ち姿とキメの所作は、まさにホーランエンヤの花形。
見どころ:采 振(さいふり)
女装の采振は艶やか。リズムが上がる瞬間に表情が一変します。
次回開催予定とリンク
次回は令和11年(2029年)開催予定。今回、予備知識ゼロで観て圧倒されましたが、次はもっと上手に楽しめそうです…(元気に生きていればの話ですが😊)。

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