【出雲国風土記】阿須伎神社（阿受伎社）｜阿遅須伎高日子根命と十柱を祀る古社｜出雲郡・出雲市大社町
「出雲国風土記」に阿受伎社として名を刻む、出雲大社摂社の古社。
大国主命の御長男神・阿遅須伎高日子根命ほか十柱を祀る「阿須伎神社」。
出雲御山を仰ぐ静かな社で、往時の信仰に思いを馳せてみませんか。
拝殿
田園地帯の中に現れる阿須伎神社の拝殿。
御祭神
| 主 祭 神 | 阿遅須伎高日子根命（あじすきたかひこねのみこと） |
|---|---|
| 合 祀 神 |
五十猛命 天稚彦命 素盞嗚命 下照姫命 猿田彦命 伊邪那岐命 天夷鳥命 稲背脛命 事代主命 天穂日命 |
御由緒（歴史）
御由緒板
出雲国風土記・延喜式内社としての沿革や、合祀の経緯が記されています。
阿須伎神社は、天平5年（733）撰上の『出雲国風土記』に阿受伎社として記載された古社で、のちの『延喜式神名帳』（927）にも十一社が挙げられる由緒ある社です。近在に数多くあった同名社は、時代を経てすべて当社に合祀されたと伝えられます。
主祭神の阿遅須伎高日子根命は大国主命の御長男神とされ、父神とともに「切れ味のよい鋤」を取り、国土の開拓に大きな功績を立てられた神と伝えられます。そのことから、開拓・産業発展・開運招福のご神徳が厚く崇敬されています。
現在の社殿は大社造の古格を伝えるもので、昭和62年の遷宮の際に屋根が銅板葺へと改められました。境内には、出雲御山神社を遥拝する神体山や多数の摂末社、阿須伎神社旧宮址など、往時の信仰を偲ばせるスポットが点在しています。
- 例大祭：秋季（詳細日程は社務所・宮司様へ要確認）
- 水無月祭（出雲御山神社）：7月30日
現地写真ギャラリー
本殿
大社造の荘厳な本殿。
本殿背面の様子。
本殿と幣殿
金毘羅社
交通安全の神
木山社
病気平癒の神
稲荷社
諸願成就 開運の神
天神社
学問の神
稲荷神社
塞の神
行旅・耳の神
神体山 出雲御山神社
水無月祭 七月三十日
力石
荒神社
水神社
社稷神
上ゲ荒神
神籬（ひもろぎ）
狛犬
扁額
境内
手水舎
社号標
参道
参道 鳥居
出雲国風土記登場地標柱
阿須伎神社旧宮址
国道431号線から阿須伎神社に向かう途中で道が二股に分かれ、左手の道を入り阿式谷ポンプ所の奥へ進むと、かつての鎮座地「阿須伎神社旧宮址」があります。
アクセス・駐車場
地図
島根県出雲市大社町遙堪1473。出雲大社から国道431号線を東へ約2.7km、「阿須伎神社参道入口」のポールを左折すると鳥居が見えてきます。鳥居右手に数台停められるスペースがあります。
お問い合わせ
| 所在地 | 島根県出雲市大社町遙堪1473 |
|---|---|
| TEL | －－ |
| HP | －－ |
| －－ | |
| 駐車場 | 出雲大社から国道431号線を東に約2.7km、「阿須伎神社参道入口」を左折。鳥居右手に数台駐車可能なスペースあり。 |
| 御朱印 | 有：参道沿い宮司様宅にて |
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