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出雲国風土記 大原郡 『矢口社(八口神社)』

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出雲国風土記 大原郡 『矢口社(八口神社)』 雲南市加茂町に鎮座する八口神社は、出雲国風土記に矢口社と記載され、素盞嗚命を祭神としてお祀りする古社で、素盞嗚命が八岐大蛇を退治したとされる場所として知られています。 拝 殿 本 殿 御祭神 主 祭 神    素盞嗚命 御由緒 八口神社御由緒  鎮座地 雲南市加茂町神原九八番地  主祭神 素盞嗚命 由緒  当社は延喜式神明帳(九二七年)に記載されている式内社であり、また出雲風土記(七三三年)にも八口社の記載されている極めて古い 社である。  八口の由来は神代の昔、簸の川上に於いて素盞嗚尊が八岐の大蛇を退治し給う時、命に追われた大蛇が川を流れ下って、かろうじてこの地まで辿りつき、草を枕にうめき苦しんでいた時、命が大蛇の八頭を切り伏せ給うた故事に因み八口と言う。  また、当社の旧記によれば、現今の社地は創建以来の社地であり、 遷宮を重ねながら現在に至っている。尚、当社の棟札の最古のものは、永禄五年(一五六二年 室町時代) と記されており、その棟札が現存している。 『八口神社御由緒』より 鳥 居   狛 犬 境 内 境内社 石 祠 御神木 古銘木欅跡地 手 水 参道階段 草 枕 出雲国風土記には、「矢口社」と記載されています。また延喜式には「八口社」と記載されています。 須佐之男命が八岐大蛇の八つの頭を斬られたにより八口大明神といわれた。 また、大蛇が八塩折の酒に酔い草枕山を枕に伏せっているところを、男命が矢をもって射られたので矢代郷、 式内社矢口社という。 赤川は、安政年間まで草枕山の東南方を迂回して斐伊川に注いでいたが、 度重なる水難のため山を真二つに切り開き流れを変え、現在に至っている。 主祭神 須佐之男命 地 図 問い合わせ 所在地  島根県雲南市加茂町神原98 TEL  -- HP  -- Email  -- ...

出雲国風土記 出雲郡 『久牟社(久武神社)』

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出雲国風土記 出雲郡 『久牟社(久武神社)』 出雲市斐川町に鎮座する久武神社は、出雲国風土記に久牟社と記載された古社で、素盞嗚命を御祭神としてお祀りする神社です。 本 殿 この日は例祭日だったようで扉が開いていました。 本殿の内部 拝 殿 久武神社と八幡宮の兼用の拝殿 幣 殿 御祭神 主 祭 神    素盞嗚命 御由緒 神社略記久武神社(氏神社)祭神 素盞嗚命 本殿 大社造り 由緒 出雲国風土記に久牟社とあり、延喜式内社であった。 現鎮座地は四度目の地といわれ、江戸時代中期に遷座されたお社である。 素盞嗚命が八俣大蛇退治の砌、稲田姫命をこの郷の稲城にかくまって退治におもむかわれた。そして退治後 この郷に帰られて稲田姫命にお会いになると、 命の功績を祝うかのように多くの 雲が立ち上がり、二神をとりまいた。歓喜された命は 「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに」と咏われたという。 このような由緒によってこの地は古代から出雲国出雲郡出雲郷といい、出雲の原郷にふさわしい御社名久牟社・久武社(雲社)が鎮座されている。 八幡宮 祭神 誉田別命 本殿 流れ造り 由緒 第一五代應神天皇の御神名ある。 命は国際的な視野をもち、積極的にその威を国の内外に示すとともに、外国の文物をとりいれて、我が国の文学 産業などの礎築かれた神として崇敬されている。 このお社は、室町時代末期に氏神として勧請されたもので、以降氏神社として崇敬されてきた。しかし明治三年政府の方針に従い、式内社であった久武神社と氏神社としたので、現在は産土神として鎮座されている。 境内社 祭神 三保社 事代主命・三穂津姫神 (福の神、農、漁業の神、他) 若宮社 足仲彦命 (一家の繁栄の神、他) 稲荷社 倉稲魂命 (農。工、商繁盛の神、他) 社日祠 天照皇大御神・大己貴神・埴安姫神・氏御大神・倉稲魂神・少彦名神(地域繁栄の神、他) 塞神祠 猿田彦神(交通安全の神、他) 木俣祠 木俣神(安産の神、婦人病の神、他) 塚神祠 荒魂・諸霊(家内安全の神、他) 社号標   参道階段 田園空間博物館標柱 八幡宮 本殿 ...

出雲国風土記 出雲郡 『阿受伎社(阿須伎神社)』

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出雲国風土記 出雲郡 『阿受伎社(阿須伎神社)』 出雲市大社町に鎮座する出雲大社摂社の阿須伎神社は、出雲国風土記に阿受伎社として記載され、主祭神に 阿遅須伎高日子根命をお祀りする古社です。 出雲国風土記には三十九社も阿受伎神社が記載されているが、現在は合祀されて一社となっています。  阿須伎神社以外の三十八社の合祀先には異説もあって、出雲大社の東西十九社、または、因佐神社に合祀された説もある。  ※、参考にしている『加藤義成校注 出雲國風土記』『出雲神社探訪』『解説 出雲風土記』では四十社ありますが、『阿須伎神社 由緒』では三十九社。 拝 殿 本 殿 本殿と幣殿 御祭神 主 祭 神    阿遅須伎高日子根命 合 祀 神    五十猛命 天稚彦命 素盞嗚命 下照姫命      猿田彦命 伊邪那岐命 天夷鳥命 稲背脛命      事代主命 天穂日命 御由緒 延喜式内社 阿須伎神社 由緒       (出雲大社摂社) 御祭神 阿遅須伎高日子根命 ほか十柱 由 緒 当社は延喜式(九二七)に十一社、更に古い天平五年(七三三)の出雲國風土記には三十九社をかぞえるほど この近在では、いちばん多くその名の見える由緒ある神社ですが、現在は当社を遺すのみで他の同名の社はすべて当社に合祀されたと伝えられています。  主祭神 阿遅須伎高日子根命は大国主命の御長男神に坐して、御父神と共に「切れ味のよい鋤」をおとりになって、国土創生におおいなるご神威を発揚なされました。その御事蹟により、御名とともに御神徳が高くたえられています。  社殿は、昭和六十二年の遷宮時に銅板葺に改められましたが、大社造の古格をそのまゝ今日に伝え、その宏大な規模とともに貴重な文化財でもあります。 阿須伎神社に祀られている御祭神 主祭神  阿遅須伎高日子根命(あじすきたかひこねのみこと) 合殿神(あいどののかみ) 五十猛命 (いたけるのみこと)   素盞嗚命の御子神 武勇神 天稚彦命 (あめのわかひこのみこと)高天原より国譲りの神使 阿遅須伎高日子根命とは朋友神 素盞嗚命 (すさのおのみこ...