【2026年】出雲の神在月はいつ?神迎神事・神在祭・神等去出祭の日程

2026年8月31日月曜日

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【2026年】出雲の神在月はいつ?神迎神事・神在祭・神等去出祭の日程

2026年11月18日、稲佐の浜で行われる出雲大社の神迎神事。御神火の前で八百万の神々を迎える斎場と参列者

旧暦10月、全国の八百万の神々が出雲へ集まると伝えられる「神在月(かみありづき)」。2026年(令和8年)は、11月9日の朝山神社の神迎祭から神在月の祭りが始まり、11月18日には稲佐の浜で出雲大社の神迎神事が行われます。この記事では、2026年の神迎神事・神在祭・縁結大祭・神等去出祭の日程を、参列できる祭典と非公開の祭典を区別しながら紹介します。

更新日:2026年8月31日
掲載日程は、出雲大社・出雲観光協会・島根県観光連盟などが公表している情報をもとにしています。交通規制、臨時駐車場、縁結大祭の申込方法、夜神楽祈祷などは、今後追加・変更される場合があります。参拝前には必ず公式サイトをご確認ください。
目次を開く
  1. 2026年の神在月・神在祭の日程
  2. 神在月・神在祭・神迎祭の違い
  3. 神々を迎えてから見送るまで
  4. 出雲各地の神在祭日程
  5. 『出雲国風土記』と神在月
  6. 一般参拝者は参列できる?
  7. 参拝・撮影時の注意
  8. アクセス・駐車場
  9. 伝承の流れをたどる巡り方
  10. よくある質問

2026年の神在月・神在祭の日程

2026年の出雲大社の神在祭は、11月18日(水)の神迎神事・神迎祭から始まり、11月25日(水)の神等去出祭まで続きます。さらに12月4日(金)には第二神等去出祭が行われます。

2026年 出雲大社の神在祭日程
日付 時間 祭典・神事 場所 一般参拝者
11月18日(水) 19:00~ 神迎神事・神迎祭 稲佐の浜~出雲大社拝殿 斎場での参列・供奉が可能
11月19日(木) 9:00~ 神在祭 出雲大社御本殿 祭典への参列不可・境内参拝は可能
11月23日(月・祝) 10:00~ 献穀祭・神在祭・縁結大祭 出雲大社御本殿 縁結大祭は事前申込者が参列可能
11月25日(水) 10:00~ 神在祭・縁結大祭 出雲大社御本殿 縁結大祭は事前申込者が参列可能
11月25日(水) 16:00~ 神等去出祭 出雲大社拝殿 公開範囲は当日の案内に従う
12月4日(金) 16:00~ 第二神等去出祭 出雲大社御本殿 非公開

日程は旧暦をもとに決まるため、毎年同じ新暦の日付ではありません。「昨年と同じ頃」と考えず、その年の公式日程を確認することが大切です。

神在月・神在祭・神迎祭の違い

神在月とは

旧暦10月の呼び名です。全国の神々が出雲へ集まるため、ほかの地域では「神無月」、出雲では「神在月」と呼ぶという伝承があります。ただし、神在月の旧暦10月全体と、出雲大社で神々を迎える祭祀期間は同じ意味ではありません。

神迎神事・神迎祭とは

全国から出雲へ到着した神々を迎える神事です。出雲大社では旧暦10月10日の夜、稲佐の浜に斎場を設けて神迎神事を行い、その後、神々を出雲大社へお迎えします。

神在祭とは

出雲へ集まった神々のために行われる祭典です。神々は上宮で人々の縁や来年の収穫などについて「神議り(かむはかり)」を行い、出雲大社本殿東西の十九社に鎮まると伝えられています。

神等去出祭とは

「からさでさい」と読み、神々をお見送りする神事です。出雲大社では11月25日に神々が大社を発たれるとされ、その後は万九千神社で神議りを締めくくり、直会を経て諸国へ帰られると伝えられています。

2026年、神々を迎えてから見送るまで

11月9日|朝山神社で一足早く神々を迎える

出雲市朝山町の朝山神社では、旧暦10月1日から10日まで神在祭が行われます。2026年は11月9日(月)から18日(水)までで、神迎祭は11月9日15時からです。

朝山神社の境内には、八百万の神々の御旅社とされる「朝山十九社」があります。出雲大社の神迎神事より前に始まるため、神在月の流れを知るうえで見逃せない神社です。

11月18日|稲佐の浜で神迎神事

11月18日19時、出雲大社の西約1kmにある稲佐の浜で神迎神事が始まります。浜では御神火が焚かれ、神々の依代となる神籬と、神々を先導する龍蛇神を海に向けてお迎えします。

神事の後は、神籬が絹垣に包まれ、龍蛇神を先頭に出雲大社へ向かいます。稲佐の浜から出雲大社への御神幸路は、安全確保のため、稲佐の浜交差点から国道431号線を通り、宮内交差点へ向かう経路に変更されています。

11月19日~25日|上宮での神議りと十九社

出雲大社では11月19日から神在祭が始まります。神々の神議りの場とされるのが、稲佐の浜と出雲大社の間に鎮座する摂社・上宮です。そして神々の宿所とされるのが、御本殿の東西に建つ十九社です。

この期間は神々の祭りを妨げないよう、土地の人々が歌舞や楽器、建築などを控え、静粛を保ったことから「御忌祭(おいみさい)」とも呼ばれます。にぎやかな観光行事としてではなく、神事の期間であることを意識して参拝したいところです。

11月23日・25日|縁結大祭

神在祭にあわせて、11月23日と25日に縁結大祭が行われます。大国主大神と全国から集う神々に、男女の縁だけでなく、人と人、仕事、土地、学びなど、さまざまな良縁を祈る祭典です。

縁結大祭は事前に申し込んだ一般参拝者が参列できます。申込方法や受付状況は年ごとに案内されるため、出雲大社公式サイトの最新情報をご確認ください。

11月25日~12月4日|万九千神社で神議りを締めくくる

11月25日16時、出雲大社で神等去出祭が行われます。神官が本殿楼門の扉を三度叩き、「お立ち」と唱えると、神々は出雲大社を発たれると伝えられています。

その後、神々が最後に立ち寄るとされるのが、出雲市斐川町の万九千神社です。2026年の神在祭は11月25日から12月4日まで。12月4日には大祭・湯立神事・神等去出祭が行われ、神々は直会を終えて諸国へ旅立つといわれます。

出雲各地の神在祭日程

神在祭は出雲大社だけで行われるものではありません。出雲市内の朝山神社・日御碕神社・万九千神社をはじめ、松江市の佐太神社、熊野大社、神魂神社などにも、それぞれの祭祀と伝承があります。

2026年 出雲各地の主な神在祭
神社 2026年の日程 主な神事・注意 所在地
朝山神社 11月9日~18日 神迎祭:11月9日15:00~ 出雲市朝山町
出雲大社 11月18日~25日、12月4日 神迎神事、神在祭、神等去出祭、第二神等去出祭 出雲市大社町
日御碕神社 11月19日~25日 龍神祭:11月22日 出雲市大社町
万九千神社 11月25日~12月4日 大祭・湯立神事・神等去出祭:12月4日 出雲市斐川町
佐太神社 11月20日~30日 神迎:20日、神等去出:25日、止神送:30日 松江市鹿島町
熊野大社 11月18日~12月4日 神迎:11月18日16:30、神在祭:19日14:00、神等去出:12月4日16:30 松江市八雲町
神魂神社 11月11日~18日 一部の祭典は非公開の場合あり 松江市大庭町
多賀神社 11月25日~26日 11月24日17時頃~26日早朝は境内立入禁止 松江市朝酌町
賣豆紀神社 12月3日~9日 参拝前に最新情報を確認 松江市雑賀町
各社の神在祭は、すべてが同じ祭祀内容・同じ時間で行われるわけではありません。また、一般参拝者に公開されない神事もあります。複数の神社を一つの決まった「神々の移動経路」と断定せず、それぞれの神社に伝わる祭祀として参拝するのがよいでしょう。

『出雲国風土記』と神在月

『出雲国風土記』は天平5年(733年)にまとめられた古代出雲の地誌です。九郡の地名・地形・産物・伝承とともに、神祇官に登録された184社、登録されていない215社、合計399社が記されています。

ただし、『出雲国風土記』の本文には、現在知られている形の「旧暦10月に全国の神々が出雲へ集まり、縁結びの会議をする」という神在月伝承が、そのまま記されているわけではありません。

風土記には現在の出雲大社につながる杵築大社や杵築郷が記され、神々が集まって宮を築いたという伝承が残ります。一方、旧暦10月に全国の神々が集まるという考え方は、平安時代以降の祭礼や文献、各地の伝承を通して形づくられてきたものとして、時代を分けて考える必要があります。

神在月を『出雲国風土記』だけで説明するのではなく、奈良時代の風土記に残る古代出雲と、後世に受け継がれた神在祭の伝承を重ねて見ると、出雲の信仰がどのように続いてきたのかが見えやすくなります。

一般参拝者は神在祭に参列できる?

出雲大社の祭典と一般参拝
祭典・神事 参列・参拝の扱い
稲佐の浜の神迎神事 斎場での参列と出雲大社への供奉が可能。観客席はありません。
出雲大社の神在祭 祭典そのものへ一般参列はできませんが、神在祭期間中も境内参拝は可能です。
縁結大祭 事前に申し込んだ人は参列可能です。最新の申込案内をご確認ください。
神等去出祭 公開範囲は当日の案内に従い、神事を妨げないよう静かに参拝します。
第二神等去出祭 一般非公開です。

神在祭期間中の出雲大社は、境内参拝が6時から19時まで、素鵞社は6時から16時30分までと案内されています。今後変更される可能性があるため、当日は公式情報もご確認ください。

参拝・撮影時に気をつけたいこと

  • 神迎神事は観光イベントではなく、神聖な祭祀です。観客席はありません。
  • 稲佐の浜に敷かれた菰は神々の通り道です。菰の上を歩かないでください。
  • 神事中のフラッシュ撮影は控えてください。
  • 神職、神籬、行列の進行を妨げる場所での撮影や立ち止まりは避けてください。
  • 上宮や十九社では大声を出さず、静かな参拝を心がけましょう。
  • 一般非公開、立入禁止と案内された神事・区域には入らないでください。

11月の稲佐の浜は夜の海辺となります。防寒着と歩きやすい靴を用意し、暗い場所や混雑の中でも安全に移動できるようにしてください。

稲佐の浜・出雲大社へのアクセスと駐車場

公共交通機関

一畑電車「出雲大社前駅」から出雲大社の勢溜までは徒歩約10分です。稲佐の浜は出雲大社から徒歩約15分、距離は約1.2kmです。神迎神事当日は周辺が混雑するため、時間に余裕を持って移動してください。

自動車・駐車場

出雲大社外苑駐車場は普通車385台、稲佐の浜第1駐車場は普通車84台と案内されています。ただし、神在祭期間、とくに神迎神事や祝日の縁結大祭では早い時間から混雑・渋滞する可能性があります。

2026年の臨時駐車場、交通規制、シャトルバスなどの詳細は、記事作成時点では今後の発表を待つ情報があります。前年の交通案内をそのまま使用せず、出雲観光協会や出雲大社周辺交通情報の最新版をご確認ください。

神在月の伝承を時間順にたどる巡り方

神在月の神社巡りは、一日で数社を回る観光コースとして考えるより、祭祀の日程に合わせて神々を迎え、見送る流れをたどると理解しやすくなります。

  1. 11月9日~18日:朝山神社
    朝山十九社と、一足早く始まる神在祭を訪ねます。
  2. 11月18日:稲佐の浜
    夕刻から神迎神事に向けて静かに神々を待ちます。
  3. 11月19日~25日:出雲大社・上宮・十九社
    神議りの場と御旅社を参拝します。
  4. 11月25日~12月4日:万九千神社
    直会と神々の旅立ちを伝える神在祭を訪ねます。

この順序は、各社に伝わる祭祀の時期を理解するための見方です。すべての神々がこの経路を移動すると断定するものではありません。

あわせて読みたい

神在月・神在祭のよくある質問

Q.2026年の出雲大社の神迎神事はいつですか?

A.2026年11月18日(水)19時から、稲佐の浜で行われます。その後、神々を出雲大社へお迎えする神迎祭が続きます。

Q.神在月は11月18日から25日までですか?

A.神在月は旧暦10月の呼称です。11月18日から25日は、2026年に出雲大社で神々を迎える主な祭祀期間にあたります。朝山神社や万九千神社などでは異なる期間に神在祭が行われます。

Q.神在祭期間中に出雲大社へ参拝できますか?

A.境内参拝は可能です。ただし、神在祭そのものは一般参列できず、第二神等去出祭も非公開です。

Q.縁結大祭には誰でも参列できますか?

A.事前申込が必要です。申込方法や定員などは、出雲大社公式サイトの最新案内をご確認ください。

Q.『出雲国風土記』に神在月の話はありますか?

A.現在知られる神在月伝承が、そのまま本文に書かれているわけではありません。風土記に記された杵築大社や古代出雲の神々の伝承と、平安時代以降に展開した神在月信仰は、時代を分けて考える必要があります。

まとめ|2026年の神在月は11月9日の朝山神社から始まる

2026年の出雲では、11月9日に朝山神社で神々を迎え、11月18日に稲佐の浜から出雲大社へお迎えします。出雲大社の神在祭は11月19日・23日・25日、神等去出祭は11月25日16時です。その後、万九千神社の神在祭が12月4日まで続きます。

神在月は「縁結びの季節」として知られていますが、本来は神々を静かに迎え、神議りを妨げず、やがて旅立ちを見送る祭祀の期間です。日程だけでなく、それぞれの神社に残る伝承と土地の歴史にも目を向けながら参拝してみてください。

公式情報・参考リンク

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