【出雲国風土記】宇留布神社(宇流布社・国原社)|大山祇命と木花咲耶姫命を祀る古社|意宇郡・松江市八雲町

2023年3月2日木曜日

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【出雲国風土記】宇留布神社(宇流布社・国原社)|大山祇命と木花咲耶姫命を祀る古社|意宇郡・松江市八雲町

「出雲国風土記」に名を刻む、1300年以上の記憶を伝える古社。
宇流布社として記された「宇留布神社」は、明治期に国原社(国原神社)を合祀。
山の神・木花の姫神を祀る、里山の鎮守です。


拝殿
宇留布神社 拝殿|里山の境内に建つ入母屋造風の拝殿。正面に扁額が掲げられ、周囲は杉木立に囲まれる静謐な雰囲気。

杉木立に包まれた拝殿。

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御祭神

主 祭 神 大山祇命 / 木花咲耶姫命
配 祀 神・合祀神 須佐之男命/稲田比賣命/天照大御神/伊邪那美命/稲背脛命/菅原道真公 他

御由緒(歴史)

当社は『出雲国風土記』(733)所載の古社で、平原下地区の氏神。三島氏の氏神として三島大明神とも尊称され、農耕・造林・酒造の守護として崇敬されました。
旧鎮座地は室山(宇留布山)の麓。永禄年間に兵火で社殿・古記を失い、その後再建。明治41年、上組の古社「国原神社(別称:金多大明神)」と伊勢宮社を合祀し、現在の「宇留布神社」となりました。
昭和2年(1927)に社殿新築・正遷座。(要約:現地掲示・島根県神社庁の記述)

拝殿:扁額
宇留布神社 拝殿 扁額|拝殿正面に掲げられた社号扁額の近影。

拝殿正面の扁額。

拝殿内部:扁額
宇留布神社 拝殿内部の扁額|社内に掲げられた扁額。墨痕鮮やかな書が印象的。

拝殿内部の扁額。

本殿(右側)
宇留布神社 本殿右側|覆屋越しに本殿を望む。周囲の玉垣と杉木立が保護する。

覆屋越しの本殿(右)。

本殿(裏側)
宇留布神社 本殿裏側|本殿背面の様子。覆屋・玉垣の内に鎮まる。

本殿の背面。

本殿(左側)
宇留布神社 本殿左側|覆屋と玉垣の内に鎮座する本殿を左側から望む。

本殿(左)を望む。

境内社
宇留布神社 境内社|境内に祀られる祠(末社)。玉垣の内に小社殿が据えられ、地域の守護として祀られている。

境内社(末社)。

社日碑
宇留布神社 社日碑|境内に建つ社日碑。基壇上に石塔が立ち、集落の安寧と五穀豊穣を祈る。

集落を護る社日碑。

狛犬(社日碑脇)
宇留布神社 狛犬(阿形)|社日碑脇の石造狛犬。摩耗が進むが力強い構え。

社日碑脇の阿形。

宇留布神社 狛犬(吽形)|社日碑脇の石造狛犬。顔立ちは素朴で、集落の守護として親しまれてきた風情。

社日碑脇の吽形。

御神木(跡)
宇留布神社 御神木跡|切株状に残る御神木の跡。往時の大樹の存在を偲ばせる。

往時の大樹を偲ぶ御神木跡。

狛犬(一対)
宇留布神社 狛犬(一対)|右の狛犬は顔部が欠損しているが、台座や体躯の量感は良好に残る。

右像は顔部が欠損。

社務所
宇留布神社 社務所|境内にある社務所建物。

社務所建物。

社務所:扁額
宇留布神社 社務所の扁額|社務所入口上部に掲げられた板額。

社務所入口の板額。

手水鉢
宇留布神社 手水鉢|石造の手水鉢と柄杓台。

石造の手水鉢。

参道階段
宇留布神社 参道階段|鳥居へ続く石段の参道。

鳥居へと続く石段。

鳥居
宇留布神社 鳥居|参道下に建つ石造の明神鳥居。脇に駐車スペースあり(2~3台)。

参道下の鳥居(脇に駐車可)。

アクセス・駐車場

地図

島根県松江市八雲町平原2038。鳥居横に2~3台の駐車スペースあり。

お問い合わせ

所在地島根県松江市八雲町平原2038
TEL--
御朱印有無は不明
駐車場鳥居の横に2~3台駐車可能
公式--

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