出雲国風土記 出雲郡『神代社(万九千神社)』

2021年6月22日火曜日

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出雲国風土記 出雲郡 『神代社(万九千神社)』

万 九 千 神 社 御 由 緒

万九千社 通称 万九千神社
 ◆御祭神 櫛御気奴命 大穴牟遅命 少彦名命 八百萬神
御祭神は、国土開拓 国造り 縁結び、諸産業・医業の道を開かれた。万物の生命と 生業の弥栄に霊験あらたかである。
当社では、神在月、日本中の八百万神が出雲路の締めくくりに立ち寄られ、神謀りと直会ののち、各地へと旅立たれると伝えている。そのため旧暦十月の神在祭、神等去出 祭にお参りすれば、諸願成就するという。
とりわけ縁結びや、病気平癒をはじめ、会議や宴会の円満成就、旅行安全、飲食 宿泊・旅行業の繁盛 、人生の岐路例えば結婚・起業・就職・進学などにお導きがある。
また八百万神の神集いにあやかり、旅路の末に当社で願を結ぶ「結び参り」や、心朗らかに 「なおらひ」をする人々も多い。
◆社史概要
この地は、古代の出雲郡神戸郷にあたる。神戸とは熊野大神と杵築大神の御神領のこと、水路と陸路における交通の要衝であり、神名火山を仰ぎ見て、斐伊川下流に広がる稔り豊かな大地の鎮めとして重要な祭場である。
当社の創祀は不詳である。「出雲国風土記」や「延喜式」にみえる神代社、 神代神社が、のちの万九千社にあたると伝えている。中世には神立社や神達社、 近世には神立大明神や万九千大神などと称された。明治維新以後は現社名となり、人々は親しく「まんくせんさん」と呼んでいる。
◆主な祭日
一、四月二十六日             春祭
一、五月初旬             春祭奉祝祭 大なほらひ
一、神在月(旧暦十月)  十七日  白龍神祭 神迎え                 二十五日 前夜祭                 二十六日 大祭、神等去出祭                 二十七日 新嘗祭 あとまつり
一、十一月二十六日、 二十七日     神在月特別祈願祭

加藤義成氏の『校注 出雲国風土記』では出雲市斐川町神庭に鎮座する『神代神社』を神代社と比定していますが、『解説 出雲国風土記』等では『万九千神社』を神代社と比定しています。

御 祭 神
櫛御気奴命 大穴牟遅命 少彦名命 八百萬神

万九千神社 拝殿と磐境
万九千神社 磐境
万九千神社 磐境
万九千神社 磐境

万九千神社 拝殿
万九千神社 拝殿
万九千神社 社号標
万九千神社 御由緒
万九千神社 拝殿にある大きな絵馬
万九千神社 御朱印
万九千社と神立
万九千社と神立
古来、全国では旧暦十月を神無月 というが、出雲では神在月と呼んでいる。全国の八百万神が出雲に集まられ、五穀豊穣や縁結びなどの目には見えない世界の神議をなさるからと伝えている。 稲佐の浜に迎えられた神々は、その後、出雲大社、佐太神社、 万九千社をはじめ複数の神社に滞在のうえ神議されるという。 ここ万九千社では、十月二十六日(旧暦)夕暮れ、神々に出雲からのお立ちの時が来たことを告げる「神等去出神事」が厳か に行われる。そしてその夜、神々は直会と呼ぶ酒宴を催され明 年の再会を期して帰路につかれるという。人々は神々のお立ち を「からさで」と称して静かに見送る風習を伝え、この地を「神立」と呼んでいる。


境内社:稲荷社
境内社:和田津見社
境内社:大地主ノ命
境内社:大地主ノ命
境内社:才ノ上社
境内社:旅伏社
境内社:金比羅社
出雲大社遥拝所
境内社:秋葉社
御神木:木俣さん
祭神 木俣神
子宝授かり 安産の守り
古代からわが国では、木の幹が大きく二股に分かれる処には、子宝を授け安産をもたらす不思議な力が宿ると崇められてきました。
狛 犬
狛 犬
手水舎
神社 参道
社 頭



地 図

問い合せ
住 所
島根県出雲市斐川町併川258
電 話
0853-72-9412
ホームページ
メールアドレス
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駐 車 場
出雲大社方面から国道9号線を東に進み、からさで大橋を渡りすぐの交差点を左折すると神社への案内板があります。
神社の前の公園と東側に駐車場があります。

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