【出雲国風土記】御代神社(雲南市加茂町)|主祭神 素盞鳴尊・稲田姫命を祀る古社|大原郡

2026年2月23日月曜日

雲南市 御代神社 出雲国風土記 神社巡り 素戔嗚尊 大原郡 八岐大蛇

【出雲国風土記】御代神社(雲南市加茂町)|素盞鳴尊と天叢雲剣の思想|大原郡

八岐大蛇の尾が斬り留められた地とは、いったい何を意味するのか。
御代神社は、単なる神話の舞台ではない。
そこには「剣が生まれる場所」という思想が、いまも静かに残されている。

御代神社と大原郡の構造

『出雲国風土記』大原郡条に登載される式内社のひとつが、御代神社である。
大原郡は、斐伊川水系の上流域を抱え、治水と開拓の記憶を強く残す郡である。

当社は延喜式神名帳ならびに出雲国風土記に登載せられた古社である。

郡という行政単位の中で記載されるということは、国家祭祀体系の中に位置づけられていたことを意味する。
御代神社は、大原郡における神話と統治の接点であった。

御代神社 雲南市加茂町 素盞鳴尊 拝殿外観
御代神社 拝殿

素盞鳴尊という思想

主祭神は素盞鳴尊・稲田姫命。
素盞鳴尊は、単なる荒ぶる神ではない。
秩序を再構築する存在である。

八岐大蛇退治において、その尾は「三代の地に斬り留められた」と伝えられる。
尾が止まるということは、暴威が地に封じられるということだ。

御代神社 雲南市加茂町 素盞鳴尊 本殿 神格
御代神社 本殿

そしてその尾から生まれたのが天叢雲剣。
御代神社周辺がその発祥地と伝わることは、
この地が「剣=統治の象徴」が顕現する場所であったことを示す。

鳥居と参道が示す上昇構造

御代神社 雲南市加茂町 鳥居 結界
御代神社 鳥居
御代神社 雲南市加茂町 参道階段 上昇構造
参道階段

鳥居は結界であり、階段は上昇である。
この地形構造は、混沌から秩序へ、地上から神域へという思想を視覚化している。

神社基本情報

神社名御代神社
所在地島根県雲南市加茂町三代485
電話番号0854-49-6410
公式サイトhttps://mishiro-jinja.com/
御朱印あり(詳細は公式サイト参照)
駐車場あり

※情報は掲載時点のものです。参拝前に公式情報をご確認ください。

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