ちょっと寄り道...ヤマタノオロチ伝説を巡る旅『印瀬の壷神・八口神社』|スサノオの酒壷にまつわる伝承|雲南市木次町

2026年10月22日木曜日

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ちょっと寄り道...ヤマタノオロチ伝説を巡る旅|印瀬の壷神・八口神社

ヤマタノオロチを酔わせた酒。その酒を入れた壷が祀られているという場所を訪ねました。

雲南市木次町西日登に鎮座する八口神社は、「印瀬の壷神」として知られる神社です。林の中の参道を上ると、小さな社殿と、その隣に柵で囲まれた場所がありました。

訪問日:2013年1月12日
この記事の現地写真と参拝体験は、訪問当時の記録です。

林の中に鎮座する八口神社。社殿の隣には、壷神を祀る柵で囲まれた場所があります。
印瀬の八口神社の木造社殿と隣にある木柵
目次
  1. 印瀬の壷神・八口神社について
  2. 八塩折の酒と壷神の伝承
  3. 鳥居から参道を上り、境内へ
  4. 社殿の隣に祀られる壷神
  5. アクセス・駐車場と当日の参拝メモ
  6. 林に包まれた境内の立地
  7. 出雲の歴史をさらに知りたい方へ
  8. まとめ
  9. 地図・基本情報

印瀬の壷神・八口神社について

今回訪ねたのは、島根県雲南市木次町西日登1524番地1の八口神社です。雲南市加茂町神原98にある同名の八口神社とは別の神社です。場所を調べる際は、「印瀬の壷神」や「木次町西日登」も一緒に確認すると区別しやすくなります。

島根県神社庁の八口神社紹介では、主祭神を須佐男命・櫛稲田姫命としています。本記事では「ちょっと寄り道...ヤマタノオロチ伝説を巡る旅」の一か所として、その伝承と参拝の様子をご紹介します。

八塩折の酒と壷神の伝承

ヤマタノオロチ退治の物語で、スサノオが大蛇を酔わせるために用意させたのが「八塩折の酒」です。印瀬の八口神社には、その酒を入れた八つの壷のうちの一つが祀られていると伝えられています。

「八俣大蛇伝説由縁の地」と記された説明板。酒を盛った壷についての伝承が紹介されています。
八俣大蛇伝説と壷神の由来を記した現地説明板

現地の説明板には、垣に八つの門を設け、それぞれの桟敷に酒を盛った壷を置いたという筋立てが記されています。物語の中の酒壷が、ここでは「壷神さん」として大切に祀られているのです。

雲南市の「印瀬の壺神(八口神社)」の案内には、昔、壷を見ようと若者が岩戸を開けたところ、雷が鳴り、大雨や地鳴りが起きたという言い伝えも紹介されています。壷をめぐる伝承には、神聖なものとして守り伝えてきた土地の人々の思いを感じます。

境内に掲示されていた「八口神社」と「壷神由緒」の説明。
ガラスの覆いの中に掲示された八口神社と壷神由緒の説明文

鳥居から参道を上り、境内へ

入口では、「八口神社(壷神さん)」と刻まれた木製の標柱が迎えてくれました。神社名とともに記された「壷神さん」という呼び名に、親しみを覚えます。

入口の標柱には「八口神社(壷神さん)」と刻まれています。
八口神社壷神さんの木製の標柱とその隣の説明板

白い鳥居の向こうには、林の中へ続く階段が見えます。道路から社殿が見渡せる造りではなく、木々の間を上ってお参りする神社でした。

鳥居をくぐると、そのまま林の中へ階段が続きます。
八口神社の白い鳥居と奥へ上る参道の階段
参道には木で段を区切った階段が続いていました。足元を確かめながら上ります。
木々と斜面に囲まれた八口神社参道の階段

社殿の隣に祀られる壷神

参道を上った先に、木造の小さな社殿がありました。正面の扁額には「八口神社」の文字。その隣に、木柵で囲まれた壷神を祀る場所があります。

木柵の内側には石が見えます。酒壷の伝承を伝える場所として祀られています。
壷神を祀る場所を正面から囲む木柵とその内側の石

柵の外から、角度を変えて眺めてみました。写真で見えているのは柵とその内側の石で、伝承の酒壷そのものをはっきり写したものではありません。酒壷が祀られているという由来を思い浮かべながら、静かに手を合わせました。

正面とは違う角度から見た様子。柵の内側と石の位置関係が分かります。
木柵を斜めから見た壷神を祀る場所

アクセス・駐車場と当日の参拝メモ

道中には「八俣大蛇伝説由来の地 印瀬の壷神」と書かれた案内標識がありました。写真の標識には「左折800m先」と表示されています。

道中にあった案内標識。「左折800m先」の表示が目印でした。
印瀬の壷神へ左折800m先と案内する道路沿いの標識

専用駐車場は、神社入口の約250m手前にあります。これは2013年1月12日の参拝時の情報です。車で訪れる場合は、現地の案内に従って専用駐車場をご利用ください。

入口付近の道路の様子。この写真は専用駐車場を撮影したものではありません。
八口神社入口付近から見た細い道路と周囲の斜面

ただ、私はクマが怖くて、この日は入口付近に車を停めました。できるだけ車から歩く距離を短くしたかった、というのが正直なところです。入口付近の停車は、あくまで私の当日の行動として記しておきます。

2013年1月12日の訪問時に撮影した注意看板。林の中へ向かう前に、つい気になってしまいました。
八口神社への道沿いに設置されていたクマ注意の看板

看板の写真は訪問当時の記録です。これから参拝される方は、雲南市などが発信する最新の出没情報や現地の案内をご確認ください。

林に包まれた境内の立地

入口付近には道路と斜面があり、鳥居から階段を上ると、周囲を木々に囲まれた境内へ着きます。参道の写真を見返すと、道路から少しずつ林の中へ入っていく様子がよく分かります。

大きな社殿が並ぶ境内ではありませんが、社殿と壷神を祀る場所を間近に見ながら、地域に伝わる神話をたどれる一社でした。

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まとめ|八塩折の酒の伝承を訪ねて

印瀬の壷神・八口神社は、ヤマタノオロチ退治に使われた八塩折の酒の壷を祀ると伝えられる神社です。白い鳥居から林の中の階段を上ると、小さな社殿と壷神を祀る場所が待っていました。

神話のあらすじを知ってから訪ねると、境内の案内板や「壷神さん」という呼び名も、より身近に感じられます。木次町西日登に残る伝承の地として、参拝の記録を残しておきます。

※記事内容には正確を期していますが、掲載情報に誤りや変更点がありましたら、お手数ですが 問い合わせフォーム からお知らせください。内容を確認のうえ、必要に応じて訂正いたします。

印瀬の壷神・八口神社の地図・基本情報

  • 神社名:八口神社(やぐちじんじゃ)/印瀬の壷神
  • 所在地:島根県雲南市木次町西日登1524番地1
  • 主祭神:須佐男命・櫛稲田姫命(島根県神社庁掲載表記)
  • 電話番号:0854-42-1525(島根県神社庁掲載の連絡先)
  • 公式情報:島根県神社庁・八口神社
  • 御朱印:授与状況は現地または公式情報をご確認ください
  • 駐車場:入口の約250m手前に専用駐車場あり(筆者参拝時の情報)。雲南市観光協会の案内にも駐車場ありと記載されています。
  • 訪問日:2013年1月12日

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