【出雲国風土記】秋鹿神社(秋鹿社)|秋鹿郡名の由来・秋鹿日女命を祀る古社|秋鹿郡・松江市秋鹿町
「出雲国風土記」に秋鹿社と記される、秋鹿郡名の由来となった古社。
松江市秋鹿町に鎮座する秋鹿神社は、秋鹿日女命を主祭神に、合祀神として罔象女命・譽田別命をお祀りする静かな山裾の社です。
合祀された御井神社は風土記の御井社に比定され、佐太神社境内社・御井社とする説も伝わります。
御祭神
| 主 祭 神 | 秋鹿日女命(あいかひめのみこと) |
|---|---|
| 合 祀 神 | 罔象女命(みつはのめのみこと) 譽田別命(ほんだわけのみこと) |
御由緒(歴史)
当社は創立年代こそ不詳ですが、天平5年(733)撰進の『出雲国風土記』に
「秋鹿社」として記載される古社です。
「郡家の正北に秋鹿日女命坐す故に秋鹿と云ふ」とあり、郡名は社名・御祭神に由来すると伝えられます。
秋鹿日女命は天つ神より勅を受けて当地に降り、大己貴命の火傷を治療した女神とされます。 その功績が大己貴命による国造りを後押ししたと伝えられ、医療・延命のご神徳で信仰されてきました。
境内には、罔象女命を祀る御井神社や、譽田別命を祀る八幡宮が合祀されています。 御井神社は元来、現社地の南方に鎮座し三つの神井を有していましたが、衰退ののち当社に合祀されたといい、 旧跡には今も井戸が残ります。八幡宮は秋鹿川河畔からの遷座と伝わり、社殿流失後にここへ合祀されたと記されています。
現地写真ギャラリー
アクセス・駐車場
島根県松江市秋鹿町2853。
一畑電鉄・秋鹿町駅から北へ約2km。境内へ上る道はやや狭く、鳥居横のスペースに駐車できます。
お問い合わせ
| 所在地 | 島根県松江市秋鹿町2853 |
|---|---|
| TEL | -- |
| 駐車場 | 鳥居横に普通車数台分のスペースあり。 |
| 御朱印 | 有無は不明(事前確認をおすすめします)。 |
| 公式 | -- |
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