【出雲国風土記】秋鹿神社(秋鹿社)|秋鹿郡名の由来・秋鹿日女命を祀る古社|秋鹿郡・松江市秋鹿町

2021年5月10日月曜日

秋鹿郡 秋鹿社 秋鹿神社 秋鹿町 秋鹿日女命 出雲国風土記 出雲神話 松江市 罔象女命 譽田別命

【出雲国風土記】秋鹿神社(秋鹿社)|秋鹿郡名の由来・秋鹿日女命を祀る古社|秋鹿郡・松江市秋鹿町

「出雲国風土記」に秋鹿社と記される、秋鹿郡名の由来となった古社。
松江市秋鹿町に鎮座する秋鹿神社は、秋鹿日女命を主祭神に、合祀神として罔象女命・譽田別命をお祀りする静かな山裾の社です。
合祀された御井神社は風土記の御井社に比定され、佐太神社境内社・御井社とする説も伝わります。


拝殿
秋鹿神社 拝殿正面

石段を上った先に建つ秋鹿神社拝殿正面。

目次を開く

御祭神

主 祭 神 秋鹿日女命(あいかひめのみこと)
合 祀 神 罔象女命(みつはのめのみこと) 譽田別命(ほんだわけのみこと)

御由緒(歴史)

御由緒板
秋鹿神社 御由緒板

秋鹿郡名の由来や合祀社について記された由緒板。

当社は創立年代こそ不詳ですが、天平5年(733)撰進の『出雲国風土記』に 「秋鹿社」として記載される古社です。
「郡家の正北に秋鹿日女命坐す故に秋鹿と云ふ」とあり、郡名は社名・御祭神に由来すると伝えられます。

秋鹿日女命は天つ神より勅を受けて当地に降り、大己貴命の火傷を治療した女神とされます。 その功績が大己貴命による国造りを後押ししたと伝えられ、医療・延命のご神徳で信仰されてきました。

境内には、罔象女命を祀る御井神社や、譽田別命を祀る八幡宮が合祀されています。 御井神社は元来、現社地の南方に鎮座し三つの神井を有していましたが、衰退ののち当社に合祀されたといい、 旧跡には今も井戸が残ります。八幡宮は秋鹿川河畔からの遷座と伝わり、社殿流失後にここへ合祀されたと記されています。

拝殿(別角度)
秋鹿神社 拝殿

杉木立に囲まれた拝殿。素朴で落ち着いた雰囲気です。

本殿
秋鹿神社 本殿

社殿背後に建つ本殿。静かに山を背負っています。

境内社:若宮神社・八坂神社
秋鹿神社 若宮神社・八坂神社

拝殿脇に並ぶ若宮神社と八坂神社。

境内社:國本神社
秋鹿神社 國本神社

境内南側に鎮座する國本神社。

境内社:秋葉権現社・稲荷社・社日碑
秋鹿神社 秋葉権現社・稲荷社・社日碑

本殿裏手に並ぶ秋葉権現社・稲荷社と社日碑。

扁額:秋鹿神社
秋鹿神社 秋鹿神社扁額

「秋葉神社」と記された扁額。秋鹿日女命を祀ります。

扁額:御井神社
秋鹿神社 御井神社扁額

罔象女命を祀る御井神社の扁額。

扁額:八幡宮
秋鹿神社 八幡宮扁額

譽田別命を祀る八幡宮の扁額。

随神門
秋鹿神社 随神門

石段下に建つ随神門。ここから境内へ入ります。

鳥居
秋鹿神社 鳥居

山裾に立つ鳥居。ここから参道が始まります。

駐車場
秋鹿神社 駐車場

鳥居横にある駐車スペース。普通車数台分ほど。

アクセス・駐車場

地図

島根県松江市秋鹿町2853。
一畑電鉄・秋鹿町駅から北へ約2km。境内へ上る道はやや狭く、鳥居横のスペースに駐車できます。

お問い合わせ

所在地 島根県松江市秋鹿町2853
TEL --
駐車場 鳥居横に普通車数台分のスペースあり。
御朱印 有無は不明(事前確認をおすすめします)。
公式 --

あわせて読みたい

この神秘的な秋鹿神社の記事をシェア!

X(旧Twitter)でシェア Facebookでシェア
取得中…