【出雲国風土記】葦原神社（葦原社・又葦原社）｜葦原醜男命を祀る古社｜楯縫郡・出雲市西郷町
「出雲国風土記」に葦原社・又葦原社など４社の名を刻む、葦原醜男命ゆかりの古社。
島根県出雲市西郷町に鎮座する「葦原神社」は、
大国主神の別名である葦原醜男命を主祭神としてお祀りする静かな山裾の社です。
石上神社やお願い石、御神木など、境内の見どころを写真とともにご紹介します。
石段を上った先に建つ葦原神社の拝殿。
御祭神
| 主 祭 神 | 葦原醜男命（大国主神・大穴持命の別名） |
|---|
御由緒（歴史）
島根県神社庁の由緒によると、永禄九年（1566）丙寅、式内社・又熊野社に高内弾正葦原社を併社し、同年九月七日に大倉之丞久吉により移転・遷宮が行われたと伝えられています。
出雲国風土記には、葦原社・又葦原社・又葦原社・葦原社と４社が記載されており、葦原の地名とともにこの神の信仰が広がっていたことがうかがえます。
御祭神の葦原醜男命の「醜」は「鬼のように強い」という意味で、「葦原」は「人の住む現実の地上世界」を指すといわれます。
つまり「葦原醜男命」は、現世で人々を守る強く勇猛な男神を表す名であり、古事記においては大国主神の別名「葦原の色許男神」として記されています。
現地写真ギャラリー
斜面に沿って建つ本殿の右側。
周囲の木立に守られた本殿左側。
御井神・伊弉冊命・事解男命・速玉男命を祀る境内社「石上神社」。
古くから左・右・左の順に撫でて願い事を唱えると叶うと伝わる「お願い石」。
神前に向かう心構えを詩のかたちで刻んだ「神拝詩」。
拝殿前を守護する表情豊かな狛犬一対。
氏子の信仰や奉納の歴史を伝える「詳忠碑」。
社叢の中でもひときわ目を引く御神木。
鳥居から拝殿へと続く静かな石段の参道。
里から山裾の社へと誘う石造の鳥居。
アクセス・駐車場
島根県出雲市西郷町137。国道431号「本田橋」交差点から県道275号を約1.5km進み、交差点を右折すると右手に鳥居が見えます。
お問い合わせ
| 所在地 | 島根県出雲市西郷町137 |
|---|---|
| TEL | 0853-63-2102 |
| HP | －－ |
| －－ | |
| 駐車場 | 出雲方面から国道431号線を平田方面に向かい、県道275号線との本田橋交差点を左折して約1.5km進んだ交差点を右折すると右手に鳥居が見えます。車は神社の鳥居の横に駐車できます。 |
| 御朱印 | 有無は不明 |
| 公式 | －－ |
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