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ちょっと寄り道...『出雲大社 鎮守社』

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ちょっと寄り道...『出雲大社 鎮守社』 今回はおススメの隠れたパワースポット『鎮守社』の紹介です。 出雲大社と神楽殿の間にあり、つい通り過ぎてしまいがちですが出雲大社に行ったらぜひ立ち寄ってもらいたい場所です。 出雲大社を出て道路と素鵞川にかかる橋を渡り、神楽殿の手前を右手に入った奥、神楽殿の裏にあり、鎮守社と書いている奥には正面奥に天夷鳥命社・稲荷社・天穂日命社の3社、右手に姥神社・火守社の2社、左手に天満宮とお社が6社あります。 天満宮 御由緒 天満宮(てんまんぐう) 御祭神 天満神(菅原道真公)  天満神と称えられる道真公は、平安時代前期の公腕で殊に学識に優れ、宇多・醍醐両天皇の信任も厚く文章博士・右大臣などを歴任して著作も多数に及び、学問・学芸の神様と敬仰され、天神さんと親しまれています。 菅原氏は相撲の祖の出雲國造家 第十三代野見宿禰命からの分流で、出雲國造家の始祖の天穂日命の系譜に結ばれます。 祭日 四月一日    八月三日・四日 社殿前の筆を持って書道中かお勉強中のうさぎさん。 鎮守社 稲荷社 御由緒 稲荷社(いなりのやしろ) 御祭神 倉稲魂命     秋葉神(火之迦具土神) 倉稲魂命は、伊弉諾尊・伊弉冉尊の御子神で、稲をはじめさまざまな作物など諸々の豊饒を司られる神様です。   「稲荷-いなり」は豊かな稔りの 「稲生り-いねなり」に由来し、諸々の産業の生成発展、商売繁盛などの御神徳が敬仰され、昔から全国の里々家々でおまつりされています。  秋葉神は火難除けの神様です。 祭日 旧暦初午日、四月一日 狛 狐 鎮守社 天夷鳥命社・荒神社 御由緒 天夷鳥命社(あめのひなとりのみことのやしろ)・荒神社(こうじんじゃ) 御祭神 天夷鳥命     沖津彦命・沖津姫命     五十猛神  天夷鳥命は、天穂日命の御子神で出雲國造家第二代の神祖です。天穂日命と共に御力を尽され、高天原から神宝を将来 して大國主大神の宮居に奉られ、始祖天穂日命を継いで大神の祭主と仕えられました。  沖津彦命・沖津姫命は素盞嗚尊の御孫神で竈神、五十猛神は同尊の御子神です。  祭日 四月一日 狛 犬 鎮守社 天穂日命社 御由緒...

出雲国風土記 出雲郡 『美佐伎社(日御碕神社)』

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出雲国風土記 出雲郡 『美佐伎社(日御碕神社)』 日御碕神社は、出雲国風土記に美佐伎社と記載された古社で、下の宮「日沉宮」と上の宮「神の宮」の上下二社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれます。 「日沉宮」は、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守るとの神勅により祀ったのが始まりと言われています。 出雲國神仏霊場 20社寺の第二十番になり、教えに因む文字は『守』です。 上の宮「神の宮」 本殿と拝殿 主祭神:神素盞嗚尊 下の宮「日沉宮」 本殿と拝殿 主祭神:天照大御神 神の宮から見た日沉宮 御祭神 主 祭 神    天照大御神と神素盞嗚尊 御由緒 日御碕神社御由緒 下の本社(日沉の宮) 主祭神 天照大御神 村上天皇天暦二年勅命により現在の地に移し祀る(一千年以前) 上の本社(神の宮)  主祭神 神素盞嗚尊 安寧天皇十三年勅命により現在の地に移し祀る(二千五百年以前)古来両本社を総称して日御碕大神宮と称す 日沉の宮の遠源は、神代の昔素盞嗚尊の御子神天葺根命又(天冬衣命と申す宮司家の遠祖)現在地に程近い経島に天照大御神の御神託を受け祀り給うと伝えられる。又「日出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮を鎮め祀り、日の本の昼を守り、出雲国日御碕の清江の浜に日沉の宮を建て、日御碕大神宮と称して日の本の夜を護らむ」天平七年乙亥の勅に輝く日の大神の御霊顯が仰がれる如く、古来日御碕は夕日を䬻け鎮める霊域とされ、また素盞嗚尊は出雲の国土開発の始めをされた大神と称えられ、日御碕の「隠ヶ丘」は素尊の神魂の鎮った霊地と崇められた「神の宮」は素尊の神魂鎮まる日本総本宮として「日沉宮」と共に出雲の国の大霊験所として皇室を始め普く天下の尊崇をうけ現在に至っている。 然してその御神徳は天照大御神の「和魂」素盞嗚尊の「奇魂」の霊威を戴き「国家鎮護」「厄除開運」「交通航海の安全」「良縁・夫婦円満・安産」「家業繁昌」の守護神として御霊験あらたかである。 現在の社殿は、徳川三代将軍家光公の幕命による建立にして西日本では例のない総「権現造」である両社殿とも内陣の壁画装飾は極彩色で華麗にして荘厳の至りである。 社殿の殆...