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出雲国風土記 出雲郡 『美佐伎社(日御碕神社)』

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出雲国風土記 出雲郡 『美佐伎社(日御碕神社)』 日御碕神社は、出雲国風土記に美佐伎社と記載された古社で、下の宮「日沉宮」と上の宮「神の宮」の上下二社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれます。 「日沉宮」は、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守るとの神勅により祀ったのが始まりと言われています。 出雲國神仏霊場 20社寺の第二十番になり、教えに因む文字は『守』です。 上の宮「神の宮」 本殿と拝殿 主祭神:神素盞嗚尊 下の宮「日沉宮」 本殿と拝殿 主祭神:天照大御神 神の宮から見た日沉宮 御祭神 主 祭 神    天照大御神と神素盞嗚尊 御由緒 日御碕神社御由緒 下の本社(日沉の宮) 主祭神 天照大御神 村上天皇天暦二年勅命により現在の地に移し祀る(一千年以前) 上の本社(神の宮)  主祭神 神素盞嗚尊 安寧天皇十三年勅命により現在の地に移し祀る(二千五百年以前)古来両本社を総称して日御碕大神宮と称す 日沉の宮の遠源は、神代の昔素盞嗚尊の御子神天葺根命又(天冬衣命と申す宮司家の遠祖)現在地に程近い経島に天照大御神の御神託を受け祀り給うと伝えられる。又「日出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮を鎮め祀り、日の本の昼を守り、出雲国日御碕の清江の浜に日沉の宮を建て、日御碕大神宮と称して日の本の夜を護らむ」天平七年乙亥の勅に輝く日の大神の御霊顯が仰がれる如く、古来日御碕は夕日を䬻け鎮める霊域とされ、また素盞嗚尊は出雲の国土開発の始めをされた大神と称えられ、日御碕の「隠ヶ丘」は素尊の神魂の鎮った霊地と崇められた「神の宮」は素尊の神魂鎮まる日本総本宮として「日沉宮」と共に出雲の国の大霊験所として皇室を始め普く天下の尊崇をうけ現在に至っている。 然してその御神徳は天照大御神の「和魂」素盞嗚尊の「奇魂」の霊威を戴き「国家鎮護」「厄除開運」「交通航海の安全」「良縁・夫婦円満・安産」「家業繁昌」の守護神として御霊験あらたかである。 現在の社殿は、徳川三代将軍家光公の幕命による建立にして西日本では例のない総「権現造」である両社殿とも内陣の壁画装飾は極彩色で華麗にして荘厳の至りである。 社殿の殆...