素盞鳴命と櫛稲田姫命を祀る縁結びの神社~出雲国風土記 意宇郡 『佐久佐社(八重垣神社)』
出雲国風土記 意宇郡 『佐久佐社(八重垣神社)』 松江市佐草町に鎮座する八重垣神社は出雲国風土記に佐久佐社と記載され、主祭神に素盞鳴命と櫛稲田姫命をお祀りする古社で、意宇六社の一社でもあります。 出雲國神仏霊場第十四番札所 で教えに因む文字は『結』です。 ※ 佐久佐社の論社には松江市大草町にある 六所神社 とする説もある。 ※ 意宇六社とは...意宇郡に鎮座する神社の中で熊野大社(松江市八雲町)・真名井神社(松江市山代町)・ 揖夜神社 (松江市東出雲町)・ 六所神社 (松江市大草町)・八重垣神社(松江市佐草町)・神魂神社(松江市大庭町)の六社を「意宇六社」という。 拝 殿 本 殿 御祭神 主祭神 素盞鳴命 櫛稲田姫命 配祀神 大巳貴命 青幡佐久佐日古命 御由緒 八重垣神社由来記 早く出雲の八重垣様に縁の結びが願いたいという歌は出雲において最も古い民謡で御祭神も八岐大蛇を退治し、高天原第一の英雄素盞鳴尊と国の乙女の花とうたわれた稲田姫の御夫婦がおまつりしてあります。 素盞鳴尊が八岐大蛇を御退治になる際斐の川上から七里を離れた佐九佐女の森(奥の院)が安全な場所であるとしてえらび大杉を中心に八重垣を造って姫をお隠しなさいました。そして大蛇を退治して、「八雲立つ出雲八重垣妻込めに八重垣造るその八重垣を」という喜びの歌をうたい両親の許しを得て、「いざさらばいざさらば連れて帰らむ佐草の郷に」という出雲神楽歌にもある通りこの佐草の地に宮造りして御夫婦の宮居とされ縁結びの道をひらき掠奪結婚から正式結婚の範を示し出雲の縁結びの大神として又家庭和合、子孫繁栄、安産災難除、和歌の祖神として古来朝廷国司、藩主の崇敬が厚く御神徳高い神国出雲の古社であり名社であります。 境内には夫婦椿、傑作な狛犬、神社界日本最古の壁画、鏡の池、八重垣連山(百穴)等あります。 伊勢宮 御祭神:天照大御神 脚摩乳神社 御祭神:脚摩乳命 譽田別命を合祀する 手摩乳神社 御祭神:手摩乳命 貴布禰神社 御祭神:高靇命 倉稲魂命を合祀する 山神神社 御祭神:大山祇命 夫婦...