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出雲国風土記 出雲郡『同(企豆伎)社(大穴持御子玉江神社)(乙見社)』

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出雲国風土記 出雲郡『同(企豆伎)社(大穴持御子玉江神社)(乙見社)』 島根県出雲市大社町に鎮座する大穴持御子玉江神社は出雲国風土記で「企豆伎社」の「同社」の一つに比定され、一般的には「乙見社」と呼ばれています。 御祭神は高比売命、又の名を下照比売命をお祀りしています。 拝 殿 御祭神 主 祭 神    高比売命(下照比売命) 御由緒 出雲大社摂社 大穴持御子玉江神社(乙見社) 御祭神 高比売命 由緒 大國主大神の御子神で、又の御名を下照比売命と称されます。 國土経営に力を尽して大神をお助けになられた女神です。  祭日 一月十八日 六月一日 境内にある木(御神木?)   地 図 問い合わせ 所在地  島根県出雲市大社町修理免字向地920 TEL  -- HP   出雲大社 摂末社 Email  -- 駐車場  出雲大社から国道431号線を東に向かい、みせん広場駐車場の先  を右折して150mほどの所にあります。車は、神社のすぐ横に停められます。 御朱印  有無は不明

出雲国風土記 神門郡 『大山社(大山神社)』

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出雲国風土記 神門郡 『大山社(大山神社)』 出雲市小山町に鎮座する大山神社は出雲国風土記には大山社と記載された神社で大山津見命をお祀りしています。 拝 殿 本 殿 御祭神 主 祭 神    大山津見命 御由緒 大山神社 (由緒)       出雲市小山町一一〇番地鎮座 御祭神 大山津見命 祈年祭 三月(第三土曜日) 例大祭 十月十日(当面は体育の日) 新嘗祭 十一月(第二日曜日) 御神紋 二重亀甲 に大の文字  大山神社は、日本で最も古い書物である『古事記』、『日本書紀』に続く『出雲国風土記』(七三三年)に「大山社」としてその名がみえる。さらに、『延喜式』(九二七年)にも「大山神社」と記載される式内社である。創立年代は詳かではないが式内社であることから推考しても、千年以前の創立であることは明白である。  また、古老の伝承によると現在の小山町東北端、大塚町との境辺りに小高い丘陵地があり、そこに大山社として祭られ、地域住民の信仰の対象として尊崇されていたらしい。その当時、斐伊川は西折して神門の水海すなわち神西湖に注ぎ日本海にながれていた。その後、しばしば川の氾濫、洪水で地形は様変わりして、大山社は元の地から下流に押し流され、現在地に留まって鎮座まし坐したと言う。  御祭神は伊邪那岐神と伊邪那美神の二柱の御子神であつて、富士山にある浅間神社の御祭神、木花咲那姫命の父神に当たり、昔より農林業守護の神と伝えられてきた。  一説によると、この神は自然への感謝と畏敬の念から祭られた山の神とされる。後世には食物の神、あるいは農耕の神としても祭られるようになった。  明治五年村社に列せられ、村から神饌幣帛料が供進されていたが、先の大戦を経て、昭和二十一年以後は神社本庁包括下の宗教法人とな って今に至る。    平成二十三年十月十日 大山神社社務所 式内社とは 古代において、当時の中央政府が管轄する全国の重要な神社を掲載した台帳がいわゆる「延喜式」神名帳(九二七年)である。その台帳に載っている神社を、一般に「式内社」と呼び慣わしている。 土貢神   荒 神 狛 犬 何故か相方のいない狛犬。 手 水 ...

出雲国風土記 神門郡 『比奈社(比那神社)』

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出雲国風土記 神門郡 『比奈社(比那神社)』 出雲市姫原町に鎮座する比那神社は出雲国風土記には比奈社と記載された古社で比那鳥命をお祀りしています。 拝 殿 本 殿 御祭神 主 祭 神    比那鳥命 御由緒 比那神社  当社は出雲風土記及び延喜式に所載の古社にして御祭神は比那鳥命、別名を 武夷鳥命、 武日照命とも申し日本書紀に明らかなり。即ち天照大神の御子天之穂日命を父神として 天孫降臨に先立ちこの出雲国に降りて大国主命に対し國土奉献の使者の任務を平和裡に遂行された軍使の神で後、 此処比那原の地に宮造りし鎮座し給う。 (『比奈神社 境内説明文』より) 荒 神 (!?)   狛 犬 手水舎 参 道 社号標 地 図 問い合わせ 所在地  島根県出雲市姫原1丁目1−59 TEL  0853-24-2050(日吉神社 社務所) HP   比那神社 Email  hinajinja@gmail.com 駐車場  出雲市駅から1Kmほど北上した、住宅街の中にあります。  山陰合同銀行 出雲支店を過ぎて2つ目の交差点を右折して  100mを程進むと左手に社号標が見えます。  車は上の写真の所が駐車場と思い、そこに停めて参拝しましたが、  どうも違うようで、『 よつがねふるさと史跡 』のサイトによると、  『比那神社・ 大山神社 ・大歳神社へお車でお越し場合は、事前に駐車場について  四絡コミュニティセンターまでお問合せください。』と書かれています。   ※ 四絡コミュニティセンター   TEL:0853-21-0369   FAX:0853-21-0307   E-mail:yotsugane-cc@local.city.izumo.shimane.jp 御朱印  比那神社には神職が常駐していないので、  御朱印をご希望の方は、   日吉...

出雲国風土記 出雲郡 『同(企豆伎)社(大穴持御子神社)(三歳社)』

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出雲国風土記 出雲郡 『同(企豆伎)社(大穴持御子神社) 大穴持御子神社は出雲大社の境外社の一つで三歳社とも呼ばれ、出雲国風土記には「企豆伎社」の「同社」の中の一社として記載されています。 御祭神は事代主神・高比売命・御年神がお祀られています。 社 殿 御祭神 御 祭 神    事代主神 高比売神 御年神 御由緒 出雲大社摂社 大穴持御子神社(三歳社) 御祭神 事代主神 高比売神 御年神 由緒 事代主神、高比売神は大国主大神の御子神であり 国土経営に際して大神を助け力を尽くされた神様です。 後世、大年神の御子御年神を合祀し三歳社と称します。 毎年正月三日には福迎神事が斎行され、遠近から大勢の方々が 参拝して福柴・福茅を戴き 開運を祈ります。 祭日 一月三日 十月六日 手 水   遊歩道 福迎の社案内 福迎の社ご案内 摂社 三歳社(大穴持御子神社) 御祭神 事代主神 高比売命 御年神 由 緒  三歳社は延喜式内社で、大国主大神の御子神である事代主神を主祭神とし、同じく御子神である高比売命、そして穀物の神である御年神を合祀します。殊に事代主神は ”えびすさま”として信仰の篤い神であり、大国主大神に国土奉還のご進言をなされ、天孫降臨に御力を尽くされた神です。 毎年一月三日には午前一時より「福迎祭」が斎行され、 終日に亘り多くの参拝者がこの参道を行き交い、縁起の ”福柴・福茅”を戴き、一年の福を迎えて幸縁を祈ります。   祭日 一月三日・十月六日 出雲大社 地 図 問い合わせ 所在地  島根県出雲市大社町杵築東 TEL  0853-53-3100(出雲大社) ホームページ   https://izumooyashiro.or.jp/ (出雲大社) Email  -- 駐車場  出雲大社と神楽殿の間の道を鵜峠方面に向かうと 「福迎の社ご案内」の看板のそばに停められ...

出雲国風土記 大原郡 『幡屋社(幡屋神社)』

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出雲国風土記 大原郡 『幡屋社(幡屋神社)』 島根県雲南市大東町に鎮座する幡屋神社は出雲国風土記には幡屋社として記載され、主祭神は、邇邇藝命・武内宿禰命をお祀りしている古社です。幡屋社の比定地として境内社の若宮神社や境外社の切明神社とする説もあります。 拝 殿 本 殿 御祭神 主 祭 神    邇々藝尊 武内宿禰命 配 祀 神    誉田別命 息長足姫命 玉依比女命 御由緒 出雲国風土記掲載の社「幡屋社」 幡屋神社(旧「郷社」)    所在地 島根県雲南市大東町幡屋一〇五二番地 主祭神 邇々藝尊 武内宿禰命 配祀神 誉田別命 息長足姫命 玉依比女命 境内神社 若宮神社    (古志朝臣)      牛荒神社    (素戔嗚尊)      八幡山稲荷神社 (保食大神)      三神社     (塩釜神社・金刀比羅宮・天満宮)      西上稲荷神社  (倉稲魂命・大国主命) 境外神社 五人若宮神社  (五伴緒神)      切明神社    (邇々藝尊・木花咲屋姫命) 例祭日  十月 第二土曜日 御神徳  病気平癒 知恵授け(技術開発)の神 由緒・沿革    天孫降臨神話で、瓊々藝尊は、高天原から豊葦原中津国へ天下りになった際、五柱の 神(五伴緒神)を従えられた。その一柱である太玉命は、神々に捧げる幣帛(お供え物)を 調製する忌部氏を率いたとされる。  当社の古伝によると、古代出雲地方に住まいした忌部氏には二流あり、一方は松江市玉湯町玉造を中心に曲玉制作を手がけ、もう一方は、ここ幡屋において機織りに携わったとある。よって、当社の起源は、忌部氏の末裔が祖神と崇める瓊々藝尊をお祀りしたことにはじまる。また、ここ幡屋の地は古代における最先端技術であった織布の産地であり、さらに出雲国内における機織りの発祥地でもあった。  昭和三十八年(一九六三年)六月の豪雨により、元宮(旧社地)の境内が崩壊したため、 社殿倒壊の危機が生じたことから、昭和四十一年(一九六六年)現社地へ移転遷座した。  元宮について  元宮は、宮の谷(現社地右側の谷)の奥にある宮山の中腹にある。天正十八年の棟札に は、「古来霊社地」と記載されており...